BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

2006-01-01から1年間の記事一覧

「ピアノの森」アニメ化決定!

今一番大好きなコミック、『ピアノの森』の13巻目が発売になりました。『のだめカンタービレ』のヒットの次に来るのはこれだ!と勝手に思ってるのですが、クラシックピアノをテーマにした一ノ瀬カイ少年の成長物語は、面白くて泣けて感動的です。少年時代か…

素朴な兄弟ハーモニー オズモンド・ブラザーズ

たまらない魅力を感じるアルバムがもう一つオズモンド・ブラザーズ(the Osmond Brothers)の「メリー・クリスマス」というLPです。残念ながらCD化はされていない?ようなのですが、中古店で見つけて、何気なく聴き始めてすぐに虜になってしまいました。 …

聖夜に響け!少年ボーカリストのクリスマス・ソング集

クリスマスの密やかな楽しみ 街中が赤と緑に彩られ、金色のライトが輝くクリスマス!がまた近づいてきました。仏教徒が大多数の日本人にとっては、聖なる儀式も「祭りだ!ワッショイ」気分という後ろめたさも無くはないのですが、それでもなんだかワクワク幸…

個人的に猛プッシュ!

先日、気になる若手シンガーとして書いたばかりのSHOWTA君ですが、「なんか気になる気になる〜」ということで、ふと公式HPを覗いていると、ちょうど今、日本縦断キャンペーン中ということを知りました。久しぶりに重い腰?をあげて、ミーハー気分で…

忘れられないドキュメンタリー(3)〜ケンブリッジキングスカレッジ

少年団員達のナマの声 テレビやビデオで少年合唱団や聖歌隊を題材に多くのドキュメンタリーが製作されています。そのうち日本人の私が見られるものは限られてしまいますが、その中でも群を抜いて印象に残ったものがあります。'92年製作の「ケンブリッジ・キ…

2007年ウィーン少年合唱団来日決定!

あまりに来日の噂を聴かないので、来年は来日しないのかな?・・・と思っていたウィーン少年合唱団ですが来月、チケット発売が決まったようです。メンバーも写真入りで紹介されていました。とうとう初の日本人の少年団員が来日!です。カイ・シマダ君12歳。 名…

ヤング・ヒーリンググループ ANGELIS

ヒーリングポップス、ANGELISの魅力 つい最近、発売された『ANGELIS』という英国グループのアルバムをこの頃よく聴いてます。 11歳〜14歳までの少年3人+少女3人の構成で、いずれも聖歌隊や楽器演奏などで高い実力を持っているメンバーのようです。そ…

<悲劇の少年たち>  ショーン・レノン

母と子のいたわり合う愛 およそ子供が買ってはいけないタイプの雑誌、と思っていた写真誌『写楽』*1。かなり悩み、本屋で幾分挙動不審になりながら(笑)勇気を振り絞り買ってしまいました。その雑誌では、1984年4月号、オノ・ヨーコと息子ショーン・レノンが…

ちょっと気になる少年達 山田涼介&中島裕翔

不思議なウットリ瞳の男の子 『少年倶楽部』(NHK-BS)を見ていて、久しぶりに「なんなの、この子は!?」と思った子がいます。山田涼介君、'93年生まれの13歳。小さな体で派手な踊り、堂本光一君に憧れてJr.に入り、指先までいき渡るセクシーさ(笑)を目指…

ブリテン作オペラ『ねじの回転』

この作品がオペラになっている、と知ったのは漫画家たらさわみちさんの紹介記事の中でした。そこには、当時、テルツ少年合唱団の名ソリストだったアラン・ベルギウスがマイルズ役で舞台に登場した、とありました。 黒い貴族風の子供服を着ながら直立不動で歌…

ねじの回転と『回転』の間に・・・

説明できない奇妙な感じ ヘンリー・ジェイムズ作『ねじの回転』(The Turn Of The Screw)という小説は、登場人物の少年少女が物語で重要な役割を占めていながら、ちょっと奇妙なストーリーで印象が強い作品です。 純真なはずの少年マイルズと少女フローラを…

ウィンズバッハ少年合唱団の思い出 in 草津

夏が来れば思い出す〜♪ 今から11年前、ドイツのウィンズバッハ少年合唱団が来日しました。御茶ノ水のカザルスホール(閉館)という中規模のホールで聴いた彼らの歌声は想像以上に魅力的で印象に残っています。 この少年合唱団は、ドイツの数ある少年合唱団の…

父娘の限りなき愛~人気子役・福田麻由子の『雨と夢のあとに』

6月頃、配布チラシを見てから、とても気になっていた芝居が劇団キャラメルボックスの『雨と夢のあとに』でした。そのチラシでは、今をときめく売れっ子人気子役の福田麻由子ちゃんが観覧車の前を見上げてる写真があり、なんだか妙に後ろ髪が引かれる雰囲気…

<悲劇の少年たち> ケンちゃん/宮脇康之

超人気子役の流転の日々 いつも気にかけていたわけではないのですが、ふとしたときに「彼はどうなったのかな?」と思い出していたのが、ケンちゃんシリーズで一世を風靡した宮脇康之さん。日本の高度経済成長・真っ只中、”あるべき幸せな家族”を絵に描いたよ…

元気なアメリカン・ポップサウンド DREAM STREET

少年アイドルの一瞬のきらめき 2000年から約2年間の短い間にアメリカのティーン・エイジャーの中で大人気となっていたのがDREAM STREETという少年グループでした。メンバーは、Jesse McCartney、Gregory Raposo、Matt Ballinger、Frankie Galasso…

自閉症児のための教育(ボストン東スクール)

随分昔のことになりますが、読売新聞紙上でとても興味深い記事を見つけました。その記事には、白人の幼児が数名写った写真が一枚添えられていました。何の変哲もない写真のようでしたが、実はその子供達は自閉症児だったのです。当時、知識もない私は、「自…

『独立少年合唱団』特集(2)

「独立少年合唱団」メイキングとトークショー 『独立少年合唱団』の舞台裏を知ることができたのは、WOWOWで放映されたメイキングと'00年11月23日に香川照之さんと藤間宇宙君を呼んで開催された映画館でのトークショーでした。記憶が薄れていたので久しぶりに…

『独立少年合唱団』特集(1)

日本版「コーラス」 一瞬の少年美と奇跡 私ごとですが、数ヶ月前からこのブログで記念すべき200回目の記事の題材は、「これしかない!」と思っていたのが『独立少年合唱団』という映画でした。これを書きたくて書きたくて・・・でもいざとなったらきっとうまく…

魅惑のボーイソプラノ!  アラン・ベルギウスの華麗なる美声

タイムマシンがあったなら・・・ 私がボーイソプラノに目覚めた'80年代前半は、思い返してもたまらない時期でした。少年のレベルを遥かに超える名ボーイソプラノが輩出された時期で、偶然とはいえ、これほどの充実はその後もなかなか訪れてくれません。 イギリ…

君達をずっとずっと愛しているよ~『はみだしっ子』の少年達

”少年モノ”漫画の金字塔 今は亡き三原順さんの書いた『はみだしっ子』は、私にとって永遠の愛読書です。 子供時代に、数十回と読み返した名作で、今でも登場人物の4人の少年達のキャラクターは、私の中にしっかりと息づいています。まるで本当に彼らと共に…

「トーマの心臓」の原点、『寄宿舎〜悲しみの天使〜』

美しい少年達の特別な友情 「トーマの心臓」ファンであれば知らない人はほとんどいないと思いますが、この傑作漫画のモチーフとなった映画が『寄宿舎』('65 仏)です。 日本公開時は、「悲しみの天使~ジョルジュとアレキサンドル」という邦題であったよう…

’06ウィーン少年合唱団来日公演感想(2)と懇親会

1ヶ月ぶりにウィーン少年合唱団のコンサートを聴きに行ってきました。 今回は、Aプロでしたが、まず冒頭から声量も充分あって、何の不安もない演奏ぶりでした。相変わらず、このコーアのハーモニーは聴いていて飽きません。その反面、全体的に綺麗に流れて…

アレッド・ジョーンズにサインを貰った日

'88年にアレッド・ジョーンズ(ALED JONES)が来日した時、若かりし頃の私もまた上京していました。本当の目的は、初来日となったレーゲンスブルク大聖堂聖歌隊のコンサートだったのですが、丁度その翌日が東京文化会館でのウィーンの森少年合唱団のコンサー…

来日ソリスト列伝 マックス・E・チェンチッチ

天才ソリスト 現在もオペラ歌手として活躍 ウィーン少年合唱団の長い歴史の中でも、近年稀にみる大活躍をしたソリストは、マックス・エマニュエル・チェンチッチ(MAX EMANUEL CENCIC)だと思います。 長らくソリストを特別扱いしない、という方針を貫き、ど…

子供は親を選べない、『カナリア』

映画館に置かれているチラシの中でふと気に留めたものの、見ないでしまった映画がこのところ続けざまにTV放送されました。喜び勇んで(?)見たものの、凡そ楽しいものは少なく、どんよりとした不思議な余韻が残るものばかり。中には、「これ映画館で見に…

’06年ウィーン少年合唱団来日公演 感想

4月下旬より、恒例のウィーン少年合唱団の来日公演が始まっております。GWにBプロ、来月始めにAプロ、という昨年と全く同じ日程でコンサートを見ることになりました。ウィーン少年合唱団のファンになった'80年代は、3年(稀に2年)に1度という逢瀬が…

ボーイズ・エア・クワイア(4) サイン会とその後の来日公演

ボーイズ・エア・クワイアは、過去4回の日本公演の合間に渋谷HMVでのサイン会をイベントとして行ったことがあります。 初回は、エドワード・バロウズがソロで登場。簡単なインタビューと確か「ブルーバード」を始めとして2曲程度ナマで歌ってくれたと思…

忘れられないドキュメンタリー  「小さな留学生」

一人の中国人少女の成長物語 子供の教育、なんて私の専門分野ではないので偉そうなことは書けませんが、少年少女ものを何気なく見ているとたまにとても気になる”普通のお子様”達に出会います。なんの縁もありませんが、「ああ、今頃あの子は一体どうしてるの…

ボーイズ・エア・クワイア(3) 来日コンサートも大盛況!

初来日の興奮 コナー・バロウズのCDリリースから遅れること2年、待望の来日コンサートが開催されました。それは、1999年8月30日東京オペラシティホールのことでした。その日の会場は、不思議な熱気に包まれていたような気がします。 見かけるのは年季の入…

’60年代の世界的少年歌手 ハインチェ

ハーフビターな歌声はいかが? 幻の人気歌手の素顔 世界中に少年歌手は星の数ほど居りますが、世界的な大成功をおさめた歌手はそう沢山はいないと思います。'60年代後半、ヨーロッパに現れたハインチェ(Heintje)については、さすがに全盛期を知らず、だい…