BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

新年明けましておめでとうございます。

新年早々、ウィーン少女合唱団に驚愕!

こちらのブログはすっかり放置状態でしたが💦新年早々驚いたので、久々に更新します。元旦恒例のウィーンニューイヤーコンサートの中継を録画で先ほど見たのですが、今年はウィーン少年合唱団ウィーン少女合唱団の共演で放映されていました。


新聞見た時に「少女合唱団・・・!?」とは思ったのですが、ちょっと違う町とか違う母体の合唱団なんだろうな、と思っていたら、ウィーン少年合唱団と同じワッペンが付いていることに驚愕。


アウガルテン宮殿に併設されている幼稚園は、だいぶ前から男女共学と知ってましたが、2004年から少女合唱団は創設されていた、ということで、この時代の変化に気持ちが取り残された感じです。


正直言って、ニューイヤーコンサートを見ながら「なんだろう、この少年少女合唱団状態は。。。男女そろってこその平等精神って時に邪道だな」と思ってしまいました。


NHKは、ウィーン少年合唱団の伝統をいつものようにショートビデオで説明しながら、最後に少女合唱団も好意的に紹介していましたが、なんだかチグハグさは拭えなかったです。


私はボーイソプラノが聞きたいのであって、一方的に女声を混ぜられることで「ほら進化したでしょ」にはならないって感じです。日本文化で転用してみると、ジャニーズアイドルに少女が入るとか、歌舞伎や相撲に女性が入るのはどうなのよ、とか似たような感覚といいましょうか。


いや、それ喜ぶのは誰よ、って問いたいくらい。勿論、このご時世、面と向かって「女子を混ぜるなんてけしからん」なんて声高には言えませんけど、少なくても受け入れるかどうかは、受け手に選ばせてよね、とは思います。


ウィーン少年合唱団は、いずれは時代の趨勢やら団員確保の難しさや男女平等の理念に負けて「ウィーン少年少女合唱団」にしたいのでしょうか。それこそ世界的に知名度が高いだけに、それを望んでいる人は多くはないでしょう。


日本なんて「少年少女合唱団」「児童合唱団」なんてついた日には、99%女声になってしまうお国柄。だからこそないものねだりで、海外の少年合唱団に価値を見出してしまうわけです。


テクニックが素晴らしいとか、少年であることだけが魅力の理由ではないんです。そこには、明らかに女声とは異なるボーイソプラノという譲れない価値があるからこそ拘って長らくファンでいたのです。


一体全体、合唱団はどこを目指しているのでしょうか。道徳的・教育的見地から女性を入れないのは問題という声が強まってるからなのか、閉塞的な男性社会の中に子供を入れておくのがまずいからなのか。


なんだかそこには音楽的な意味とは別の、妙な平等意識にかぶれた大人達の思惑が過剰に入ってる気がしてしまいます。この先、日本へ公演へ来る時に、ウィーン少年合唱団と言いつつも男女混合状態で演奏したりするのでしょうか。


悪いけどそれならば、ノーサンキューだわ、と思ってしまう私です。