BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

こんな復刻盤CD出てたんですね

’60-’70年代来日時の記念アルバムの復刻版CDとか

たまたまネットサーフィンしていて、ふと目について驚いたCDがありました。キングレコードから発売された、パリ木の十字架少年合唱団、ソフィア少年少女合唱団、少年の町少年合唱団を納めた3枚組CDです。


中古レコードで持っていたかも!と探してみたところ、私の持っていたのは同様のシリーズでスペイン聖十字架少年合唱団の録音でした。こちらのアルバムは選曲も素晴らしかったので、どうせなら一緒に復刻して欲しかったですね。



会場録音ではなく、来日時に日本でオリジナル収録したものだと思います。よって日本の曲が多め。しかも、琴やら尺八やらやたらと伴奏がゴージャスで凝った編曲で、むしろ今よりもお金かかってる🤣気がします。


一部、日本の少年少女合唱団との共演もあります。本来、ゲスト出演でも日本の子供達との共演はあまり・・・なんですが、メリハリになっていて存外悪くないです。


たとえ50年も前だからといって録音技術が大幅に劣るということもありませんしね。むしろ、ソリストもこの時代の方が変声期までの猶予が今よりは長かったと思われるので、テクニックが上のこともあります。


ただ、あくまでこのCDで特筆すべき点はなかったですね、パリ木のソリストは可愛い系でしたし、「何、この曲!?」みたいな驚きを感じるものもなく、至ってオーソドックスな感じでした。


近年こんな毛色の変わった復刻盤CDが大した宣伝もなくひっそりと発売されている、というのがなんだかモッタイナイですね。目に触れないでいつの間にか消えていく・・・💦という兆候なのは困りもの。


版元にすれば、なんでもいいから蔵の底から掘り出して売れるものあれば出そう、という流れが加速してるのかもしれません。なぜなら無料動画や配信が主流になりつつあって、CDはあと10年もしたらかなり下火になっていくのが想像できるから。


最後のCD世代がどんどんいなくなっていきますからね、時代の趨勢とはいえ寂しいものです。少ないながらもマニアはいつも掘り出し物を必死に探してるので、古きものでも(倉庫に眠らせておくくらいなら)名盤をどんどん出して欲しいものです。