BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

ボーイソプラノ・Treble-ソロアルバム

Cai Thomas ウェールズ声の素朴な味わい

とにかく気持ち良い声 2ヶ月前に購入していて、第一声から気に入っていた、カイ・トーマス君のアルバム。あのアレッド・ジョーンズを生んだ、ウェールズ出身らしく、とても清潔感漂う、真っすぐで力強い声。 とにかく気持ち良くて、良い意味で力みの感じない…

AKSEL RAYKKVIN ノルウェー魅力のボーイソプラノ

ここ最近、ちょっと生活に疲れていた挙句、映像の世界にどっぷりとハマり、すっかりご無沙汰となってしまいました。少年合唱は、ライフワークなので地道に淡々と・・・。多少浮気していても(笑)こんな私を見捨てません。その安心感と気の抜けた感じでいると、…

ジャケ買いを促進してくれる 少年合唱団CD

「ジャケ買いを阻む?トレブル・ソリスト集」というブログ記事を書いてから、だいぶ間が空いてしまいましたが*1、今回は逆に強烈に「ジャケ買い」を誘引し、尚且つ、楽しさも満載のCDを紹介しようと思います。いずれも今年購入したものばかりなので、比較…

ジャケ買いを阻む?トレブル・ソリスト集

もろボーイソプラノを取り扱った映画が公開されたり、ドラマや映画で意外と静かな合唱ブーム(?)という噂もある昨今。季節的にも秋に差し掛かり、少し肌寒く人恋しくなる、物寂しい季節です。そんなときには、ちょっと静かにトレブル・ソロなど聴きたいじ…

異色のボーイソプラノグループ Die Chorjungen

私にとって思い出深くて大好きなドイツ系合唱団、アウグスブルク大聖堂聖歌隊から3人のボーイソプラノ・ソリストが選出され、珍しいアルバムが発売されました。日本では、今年の春頃に発売されて、もうワクワクが止まらない・・・と手にしたのですが、企画モノ…

日本人ボーイソプラノの透明で無機質の輝き 栗原一朗「永遠」

そのCDの存在を知ったのは、AMAZONの「あなたにおススメ」のメールでした。いかにも児童合唱団あがりと思われる見慣れない日本人男の子の顔と、聞き慣れない名前に戸惑いながらも、これは”ボーイソプラノ愛好家”には、避けて通れない魅惑の囁き(笑)。 普…

スコットランド出身のボーイソプラノ MORAY WEST

ここ最近、あまり遊んでなかったので、すっかりお久しぶりになってしまいました。また、トレブル関連CDが続き(もちろん合間に他のジャンルもあれこれ購入)、ブログへの記載が追いつかなかったのもありましたが、これからちょっとずつアップしていければ…

なんとも清々しい!ジャック・トッピングのソロ集

久しぶりに心洗われるボーイソプラノと出会いました。その名は、ジャック・トッピング(Jack Topping)君。現在、12歳となっているそうですが、ボーイソプラノのメッカであるイギリス、リバプール出身とのこと。ソロ・アルバムの名前は「Wonderful World」。…

ALOIS まさかの3作目

思わず「まさか」と驚いたのも無理はない。わずか1年足らずの間に、3枚目のソロアルバムが発売されてしまった、アロイス・ミュールバッヒャー(ALOIS Mühlbacher)君です。今月出たてホヤホヤ、湯気が立ってるような新譜です。一度は発売延期になったので、…

私を泣かせる、英国少年の美声

わが心の友(シュミ友)、Yちゃん推薦の素敵なアルバムを紹介します。以前から、ジャケットを見て興味を持っていたのですが、再入荷で手に入れてホクホク。イギリスの有名聖歌隊、オックスフォード・ニューカレッジ聖歌隊の『THE ART OF THE CHORISTER』で…

オペラアリアを華麗に歌い上げるボーイソプラノ、ALOIS

久しぶりに耳にする怪物すぎる〜キミ 今年は楽しみにしていた少年合唱団のコンサートも、いろいろと吹っ飛んでしまったこともあり、なんとなく気合が入らずお休み状態だった、ボーイソプラノの世界。とりわけ昨今は、動画サイトでも見ようなら、ありとあらゆ…

VOX ANGELI と Louis-Alexander

フランスの子供ポップグループ 最近、お手ごろ価格になってきたこともあり、前から興味を持っていたVOX ANGELIという少年少女グループのCDを2枚購入しました。彼らの存在を初めて知ったのは、確かAMAZONサイトでANGELISというアメリカのグループを検索し…

色褪せない名ボーイソプラノ

またしても友人Yちゃんからのビックリ映像情報がきっかけで、テルツ少年合唱団の歴代ソリストの中でも、今なお愛聴され続けてその名が燦然と輝いている、ハンス・ブッフヒール(Hans Buchhierl)について書いてみよう!という気になりました。とはいえネタを…

少年が歌う歌劇「バスティアンとバスティアンヌ」

今尚、恋焦がれる幻の映画 YouTubeにアップされた『バスティアンとバスティアンヌ 〜湖畔にて』*1の歌唱シーンを見つけて、このネタについて書きたくなりました。タイトルは、モーツァルトが12歳の時に作曲したことでも有名なオペラです。この映画については…

第2期・THE CHOIRBOYSのクリスマス曲集

なかなかゴージャスなクリスマスアルバム 実は、11月の発売日にすでに購入して何度か聴いていたのですが、ブログにアップする時期が、かなりずれ込んでしまいました。今年のイチオシ!?クリスマスCDです。もっともボーイソプラノもので他に目立つアルバム…

映画を輝かせた美声 ジェームズ・レインバード

荒削りで少年らしい素朴さ 私が今でも大好きなボーイソプラノを紹介します。 ジェームズ・レインバード(JAMES RAINBIRD 1975年5月生)、イギリスはウェスト・サセックス出身で、経歴を読むとKING'S HOUSE SCHOOL CHOIRに所属し、1984年よりソリストとして歌っ…

日本生まれの清純なボーイソプラノ、村上友一

今なお、飽かずに感動を与える美声 このところ、あまりに世俗の煩わしさに追い立てられて全く気持ちの余裕がありませんでした。気が付くと、音楽すら聴く気力もなく、生きながらの抜け殻状態、というか。久しぶりに原点に帰って、ボーイソプラノについて書き…

ヤング・ヒーリンググループ ANGELIS

ヒーリングポップス、ANGELISの魅力 つい最近、発売された『ANGELIS』という英国グループのアルバムをこの頃よく聴いてます。 11歳〜14歳までの少年3人+少女3人の構成で、いずれも聖歌隊や楽器演奏などで高い実力を持っているメンバーのようです。そ…

来日ソリスト列伝 マックス・E・チェンチッチ

天才ソリスト 現在もオペラ歌手として活躍 ウィーン少年合唱団の長い歴史の中でも、近年稀にみる大活躍をしたソリストは、マックス・エマニュエル・チェンチッチ(MAX EMANUEL CENCIC)だと思います。 長らくソリストを特別扱いしない、という方針を貫き、ど…

ボーイズ・エア・クワイア(4) サイン会とその後の来日公演

ボーイズ・エア・クワイアは、過去4回の日本公演の合間に渋谷HMVでのサイン会をイベントとして行ったことがあります。 初回は、エドワード・バロウズがソロで登場。簡単なインタビューと確か「ブルーバード」を始めとして2曲程度ナマで歌ってくれたと思…

ボーイズ・エア・クワイア(3) 来日コンサートも大盛況!

初来日の興奮 コナー・バロウズのCDリリースから遅れること2年、待望の来日コンサートが開催されました。それは、1999年8月30日東京オペラシティホールのことでした。その日の会場は、不思議な熱気に包まれていたような気がします。 見かけるのは年季の入…

ボーイズ・エア・クワイア(2) バロウズ兄弟の黄金期

コナーのテレビ出演から 先日、書棚の片付けをしていたら'04年のボーイズ・エア・クワイア来日公演のパンフレットが出てきました。 その中には、コナー・バロウズの『少年のレクイエム』収録秘話というものがあり、レコーディングの終わりの頃に変声を迎え、…

ボーイズ・エア・クワイア(1) 元祖ヒーリング系ボーイソプラノ

それはコナー・バロウズから始まった! 日本でもここ最近、リベラやThe CHOIRBOYSなどヒーリング系ボーイソプラノが大活躍するようになってますが、その走りとなったと思われるのがボーイズ・エア・クワイア(BOYS AIR CHOIR)だと思います。 '97年にひっそりと…

ボーイソプラノ・ユニット登場! THE CHOIRBOYS

聖歌隊出身の少年グループ ボーイズ・エア・クワイヤー(BOYS AIR CHOIR)、リベラと続いて世界でもボーイソプラノ・ブームが静かに巻き起こっている感があります。もちろん、映画『コーラス』の成功も偶然ではないでしょう。 星の数ほどある(?)ポップス…

世界初録音されたボーイソプラノ アーネスト・ロウ

アーネスト・ロウ(ERNEST LOUGH 1911/11/11〜2000/2/22)というボーイソプラノの名前を知ったのはかなり前のことだと思います。しかし、実際にその歌声を聴いたのは、それからだいぶ経って中古レコード店で彼のソロLPを偶然見つけたからです。 その後、現…

イギリス出身の「星の王子様」、ジョゼフ・マクマナーズ

少女と見まがう美貌とキュートな歌声 2005年12月5日に発売された、ジョゼフ・マクマナーズ(Joseph McManners)君のオリジナルアルバムは久しぶりにときめいたCDでした。まずジャケットの「この美少年ぶりを見よ!」という感じが憎らしい(笑)。 サラサラ…

聖夜に響くボーイソプラノ アンソニー・ウェイ

イギリスの人気者、アンソニー・ウェイ クリスマス時期にとても聴きたくなるボーイソプラノのCDにイギリスのアンソニー・ウェイ(Anthony Way)の『天使の祈り』があります。アンソニー・ウェイは、セントポール大聖堂聖歌隊出身。 '95年にイギリスで放送さ…

名曲「ペルゴレージ/スタバート・マーテル」と共に

クセモノ好きでありながら私が最も理想的と思うボーイソプラノは、セバスチャン・ヘニッヒ(Sebastian Hennig)君です。彼はハノーバー少年合唱団で'80年代前半に活躍したソリストでした。日本には、'81年頃来日しているそうですが、残念ながら存在すら知り…

100年に一人のボーイソプラノ、アレッド・ジョーンズ

’80年代に登場した、伝説の名ボーイソプラノ '80年代半ばに、英国ウェールズ出身の一人のボーイソプラノが活躍してました。アレッド・ジョーンズ(Aled Jones)です。少年合唱ファンであればその名は一度は耳にしたことがあるだろう、有名なボーイソプラノ*1…