不思議なウットリ瞳の男の子
『少年倶楽部』(NHK-BS)を見ていて、久しぶりに「なんなの、この子は!?」と思った子がいます。山田涼介君、'93年生まれの13歳。小さな体で派手な踊り、堂本光一君に憧れてJr.に入り、指先までいき渡るセクシーさ(笑)を目指して日々ダンスの特訓中だそうです。
少し前のオンエアで「お手紙コーナー」*1に登場し、八乙女光君(ya yah yah)への手紙を読み上げた時も「ん?」と何か説明のつかないものを感じてちょっとひっかかっていました。ストレートで飾らない物言いですが、言いたいことをキッチリ語って頭の回転が早そうな印象でした。
(この年齢にありがちな)先輩の目を気にし、ファンに気圧されたような(笑)どぎまぎとしたところがなく、ハキハキと自分の考えを語る。そこには意思の強さからくる仄かな自信が垣間見えます。大抵、こういうものは成長し、立場が重くなる*2につれて少しずつ芽生えてくるものですが、山田君は初めからそれを身につけている感じです。
一番すごいのは、踊ってる時のウットリ目の表情。ナルシストとは微妙に違ってて、精一杯の真剣さも見せてますが、「自分自身のファンなんだろうな、この子は」と思わせる、恍惚とした眼差し。自宅に大きな鏡を買ってもらって、ダンスの練習をしているらしいのですが、この若さでその本気ぶりも凄いな、と感嘆。もしかしたら今後”大化け”するかもしれませんね。
【ピンクが似合う正統派少年アイドル】
一方、私の最近のお気に入りは、中島裕翔(ゆうと)君。ちょっと前までは、ありふれた普通の男の子という印象でしたが、身長が少しずつ伸びて大人びてくるに従い、可愛さの中にちょっとした凛々しさが見えてなかなか麗しいです。愛されキャラで先輩達にやたらと可愛がられるところも将来有望(笑)。
何より、派手なド・ピンクが似合う!これはアイドルには大事。「別にボクの趣味じゃないよー。」と語るかのごとく、無表情で(その代わりたまに見せるハニカミ笑顔は疲れも吹っ飛ぶ!)淡々と踊ってます。
全身でアピールしまくる山田君と平常心の裕翔君との対比がちょっと面白い。このところ「そろそろJr.も・・・かなあ」と惰性で見ていたものですが、なかなかどうして侮れないものです。もって生まれた可愛い顔、を最大限の武器にしているとはいえ、普通の男の子を次第にアイドルへと変貌させていき、時に人生をも狂わせる・・・その魔力は凄まじいものだ、と感心します。
最近のJr.には、「一人一芸」路線なのか、バイオリン弾き、バトントワラー、ラッパーなど正体不明な少年達も混じっています。最初は目を引きますが、ちょっとキワモノに見えなくもないかも。そんな雑多な中で’小さい子’達は部活やお習い事の延長のような表情が多いのですが、伸びてくる子はやっぱり目の色が違ってるな、と感じます。
私にもし息子が居たらジャニーズに入れたくはないけれど、甥っ子なら入れてみたい、って感じでしょうか(笑)。