BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

聖夜に響け!少年ボーカリストのクリスマス・ソング集

クリスマスの密やかな楽しみ

ビリー・ギルマン

街中が赤と緑に彩られ、金色のライトが輝くクリスマス!がまた近づいてきました。仏教徒が大多数の日本人にとっては、聖なる儀式も「祭りだ!ワッショイ」気分という後ろめたさも無くはないのですが、それでもなんだかワクワク幸せ気分を味わってしまいます。


そんな特別なクリスマスは、いろいろなイベントもよろしいのですが、地味に家に篭ってクリスマスソングを絶え間なくかけまくって過ごすのもオツなもの、です。(どうせ暇なんだもん!って(笑))この時期、クリスマスアルバム発売コーナーは必ず見入ってしまいますが、少年の声にこだわると収穫はそれほど多くありません。


特に少年歌手もの、で満足のいくアルバムにはなかなか出逢わないので、過去に買ったものを繰り返し聴いていることが多いです。少年合唱やボーイソプラノとは違ってポップス系の少年のクリスマス・ソングは溌剌として個性的、同じ曲でも予想しないようなアレンジが面白く、元気を貰えます。そのあたりがやっぱりたまらない魅力ですね。

【天才少年シンガー、ビリー・ギルマン】


特にお気に入りのアルバムを挙げてみたいと思います。まずは、ビリー・ギルマン(Billy Gilman)から。'88年5月24日生まれで今でも活動中の現役のシンガーです。8歳のときに地元アメリカのフェスティバルで発掘され、9歳でレコード契約。'00年5月にアルバム「ONE VOICE」でデビューし、ミリオン・セラーを樹立、天才シンガーとしてカントリー界(→確かにかなり異色ですね)で話題になった少年歌手でした。


私は、ビリー変声前の3枚のアルバムを持っていますが、実のところ、あまりに上手過ぎてやや苦手だったのです。彼の歌は何度聴いても少年離れした、プロ級の上手さなのです。「ちょっとはそこに感情の揺らぎとか、未成熟の少年らしいピュアな魅力を感じさせてくれてもいいのに・・・(笑)」と無茶な注文が。


とはいえ、「なんかなあ・・・」と思いながら毎年必ずビリーのクリスマス・アルバムを聴きかえし、締めの”O HOLLY NIGHT”で思い切り歌い上げられると


 うひゃー、キミはホント上手いわよ〜!


と悶えることしきりでした。クリスマスの定番ソングも万遍なく網羅されてますし、とにかくどれも少年歌手ということを忘れて聴けます。声の伸びや声質はまさに少年モノ、加えて完成度の高い歌唱を楽しみたい方にはお薦めですね。


◆ビリー・ギルマン公式サイト:BIlly Gilman |


Classic Christmas

Classic Christmas

一番子供らしい笑顔ですね(笑)。しかし、侮るなかれ、確かな歌唱力です。


One Voice

One Voice

こちらがデビュー盤ですね。


Dare To Dream

Dare To Dream