BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

少年合唱団

来日ソリスト列伝 ペーター・マティアス

ああ、麗しの君はたくましき村娘 私が最も印象深いウィーン少年合唱団の来日公演は、'92年のシューベルト・コアです。'80年代の来日組の素晴らしい演奏をビデオで何百回も見返し、'89年の名演奏の記憶も鮮烈だった頃。いやが応にも盛り上がりまくり。 予約し…

来日ソリスト列伝  イエルク・クルシッツ

演技達者なアルトソリスト 1980年来日のウィーン少年合唱団が上演したオペレッタ「おしゃまなプリマ」で、憎まれ役の老プリマを演じたイエルク・クルシッツも、私にとっては歴代のウィーン少年合唱団のソリストの中で最愛のボーイアルトです。 地声に近く、…

来日ソリスト列伝 ミヒャエル・クナップ

1980年来日ウィーン少年合唱団 伝説のボーイソプラノ パート1・2から随分と間が空いてしまいましたが、ようやく続編を書こうと思います。友人でミヒャエル・クナップファンのYちゃんから素晴らしい情報をいただいたので一気に気持ちが高まりました(笑)…

とびきり楽しい曲「バッハ/クリスマス・オラトリオ」

【クリスマスを楽しく彩る名曲】 かつてバッハ自身が毎週のように曲を作って歌わせていたのが聖トーマス教会合唱団。今でもバッハは、彼等の主要なレパートリーとなっていますが、日本公演では大概、『マタイ受難曲』が定番という感じです。念願かなって、生…

「飛ぶ教室」の制服少年達

少年達のモデルは聖トーマス教会合唱団(トマーナコア) '03年の聖トーマス教会合唱団のコンサートで沢山のチラシに混じって、ある映画のチラシをもらいました。ドイツの作家エーリヒ・ケストナーの映画『飛ぶ教室』映画版の広告でした。 もともとドイツで大…

来日ソリスト列伝 グレゴール・バウエルンシュミート

印象的なボーイアルト このコンサートではいくつかの輸入盤CDが販売されていたので手にされた方もいらしたと思いますが、「ヨハネ/マタイ受難曲、ペルゴレージ/スターバト・マーテル」のソロをとっているグレゴール・バウエルンシュミート(Gregor Bauern…

思い出の一頁、聖フローリアン少年合唱団’97来日公演

素朴で温かな歌声 たまたま家の中で片付けを行っていたら、8年も前の公演の感想文が出てきました。今では記憶が曖昧になっている公演ですが、折角なので思い出の一ページを公開しようと思います。 '90年と'93年に続いて聖フローリアン少年合唱団の来日公演に…

やはり名作っていいなあ・・・ウィーン少年合唱団の映画

私の運命を変えた一冊 私が本格的に(?)ボーイソプラノや少年モノにハマッたきっかけは、竹宮恵子さんの『鏡の国の少年たち』という本がきっかけです。この本を初めて手にしたとき、まるで”頭の上で鐘が鳴る鳴る〜♪”というほどに自分の趣向をハッキリ自覚…

来日ソリスト列伝 クリストフ・リスト

ウィーン少年合唱団'96年来日組 ウィーン少年合唱団を始めとする少年合唱団の来日メンバーの中で特に気に入ったソリスト(ソロ奏者)を取り上げたいと思います。コンサートに通いまくっていた主に'90年代がメインで、しかも不定期更新となります(笑)。 ま…

アウグスブルク大聖堂聖歌隊の思い出

再会が待たれる少年合唱団 '92年に日本に初来日したアウグスブルク大聖堂聖歌隊。とてもお気に入りの少年合唱団です。ドイツには、ウィンズバッハ少年合唱団などのように非常にテクニカルな合唱団もありますが、アウグスは、α波がいっぱい出ているような(笑…

'05年ウィーン少年合唱団来日公演 感想

ウィーン少年合唱団が帰ってきた! 少年達の渾身の演奏 4日(土)のAプロ*1を見てきました。久々の良い演奏に心も躍ったため(笑)、早めの感想を書く気になりました。正直言って、この10年間ほどはたまに優れたソリストが出ていたとしても、(私的に)失…

来日ソリスト列伝 ゲオルク・ニグル

超個性派のソリストとの再会 なにやらベタなタイトルになっておりますが(汗)、ウィーン少年合唱団の中で私が最愛のボーイソプラノ・ソリストは、'83年と'86年に来日したゲオルク・ニグル(Georg Nigl)君です。'83年が初めて生の公演を見に行った年でした…

’05年ウィーン少年合唱団来日コンサート 感想

早速まずは、本日見に行ったウィーン少年合唱団のコンサートを書かせていただきましょ。'05年組の来日公演行ってきました。まず今回驚いたは、パンフがちょっと凝ってたこと。Canonさん提携なためか紙質はよろしいし、写真は凝ってて楽しめるし、何よりお安…