ジャンプのキラキラ・サマー
待ちに待った、Hey Say Jumpの仙台公演。といっても場所は仙台から車で約1時間ほど行った宮城郡利府町のセキスイ・スーパーアリーナが会場でした。東京ディズニーランドが千葉にあるのと同様、このアリーナも仙台ではなく、地元民でも用がなければなかなか足を運ばない所にあります。5月のスペシャルイベントに続き、この日も車で移動しました。
仙台は2回公演。私が見に行ったのは、17時開演の夜の部でした。毎度のことながら、コンサートレポは苦手です。どの曲でどんなメンバーがどんなことを言って、どんな衣装で、どんなリアクションで歌ったか、というのは、たった1回のコンサートで覚えるほどの記憶力(気力)もないので、そんなものは期待しないで下さい。ひたすらアバウトの感想を書きなぐって”my備忘録”で終わると思います。
【グッズのあれこれ】
アリーナ入場の前に、グッズ販売のテントに並びました。いやあ、地元は平和です。デビューライブで東京ドームの”地獄のグッズ販促”(3時間並んで買えなかった悪夢)を思うと、たかだか15分程度の並びは屁でもないです。ただ、昨日くらいから仙台も嫌な蒸し暑さが始まったので、汗ばむ体が気持ち悪く、早く会場に入りたい、と思ってしまいましたね。
購入したのは、定番のパンフレットと知念侑李君のクリアファイル・フォトセット・大うちわ。写真入りうちわについては、あまりにこっ恥ずかしく、コンサート以外に使い道もほとんどないので、卒業していたつもりでしたが、3か月前の至近距離での知念スマイルにやられてしまい、今回は手を出してしまいました。いつか歴代のジャニーズうちわ*1と共に、わが家の押入れに眠るんだろうなあ・・・。
クリアファイルより、昔のグッズで定番だった下敷きのほうが好きだったんですけど、今はどこでもグッズといえばクリアファイルなんですよね。これも結局、鑑賞用で使用しないので溜まるだけ。迷いましたが手に取ってみたら、知念君がメロメロに可愛くて大満足。ゲンキンなものだ。知念君はデビューした時から、すっきりと前髪を揃えたショートヘアの方が可愛いのに、いつも中途半端にどこかしら長くて残念に思っていました。
いや、それが君の年代のオシャレだということは100も承知ですよ、と。でも、クラシカルでも定番でダサダサでも、それが一番プリティーだってこともあるのよ!とずっとオネーサン(?)は思っていたのさ。ということで、ショートヘアの今回のショットが一番好きです。それでも、頬から顎のラインが見るたびに細く尖ってきて、「輝くばかりの少年性」があとどのくらい持つか、切なくなってきます。
ああ、それにしてもグッズ売り場で見かけたタオルやショッピングバッグの悲しいくらいセンスの悪さに泣ける・・・。真っ赤なハートマークを散らした中に、何の面白味もない黒字のHey Say Jumpロゴ。イマドキ、海賊版だってこれよりはマシだろう、素人にもPCで作れちゃうようなチャチさ。ファンはありがたいもので、大金をお小遣いをはたいて笑顔で買っていくんですが、あまりにこのデザインは”子供騙し”じゃないのか。
あれだけ儲けてるんだから、ちゃんとしたデザイナーにポップで面白い柄を作ってもらったらいいのに・・・と。いや、総じてバンド系にせよ、アイドルにせよ、欲しくなるほど素敵なデザインは本当にないんですよね。むしろ大手のほうが「なんでも売れると思って手を抜いてるんじゃないか?」と下衆の勘繰りをしてしまいます。ま、そんなことを考えながら、会場に入りました。
【どうでもいいことほど筆が進む】
ついでにトイレ事情も。トイレはいつものごとく長蛇の列。一応、念のために、で並んでましたが、開演間近のため諦めて席に戻りました。しかし、終演後にトイレ入口には、KEEP OUTの黄色いテープを貼り付けられて「使用禁止」となっており、青ざめました。人が多いだけにトイレにまた列が並ばれると係員を残さないといけないからか、会場の使用時間が厳格に決められているからか分かりませんが、これはあまりに非情な仕打ちではないかしら。
トイレに行きたくなった人は、コンサート中に人をかき分けてトイレに駆け込めってことですよね。トイレを我慢して見る催しものはどれだけ辛いことか・・・汗(何度も経験あり)。まして、スーパーアリーナの敷地には、結構離れたところに野外トイレが一ケ所あるだけで、コンビニやお店までは相当の距離があるわけで、人々の生理現象に対して、たとえ大人の事情にしてもあまりにひどいな、と憤りました。
今回は、スタンド席後方だったので、アリーナ全体が見渡せる感じでした。メンバーの顔が見えにくい分、舞い上がることはなく、コンサート自体の流れや構成が(まるでビデオでも見てるかのように)分かりやすかったです。また、私的にラッキーだったのは、隣が空席でひと目を気にすることもなく、周りもマイペースで楽しむ系の大人なファンが多かったこと。
まあ、一口で言えば若いファンと違って単に”ノリが悪い人達”(笑)なのかもしれませんが、適当に座って休んだりしながら無理なく、好きなアイドルを見られるのって、リラックスできるし、”見る”ことに集中できるから、楽しいのです。たぶん、あと5年くらい経って20代のファンが大半になる頃には、そういう緩急ついたノリに変わっていくとは思いますが。
日本のコンサート文化が息苦しいのは、”妙な一体感”を観客に過剰に求めるから、と思わないでもないんですよね。アーティストやアイドルが求める以上に、観客同志で無言の圧力(いわゆる”空気を読む”っていう)があるというか。キャーキャー騒ぐのもいいんですけど、それとは別な形で自分流に自由に楽しめばいい。まあ、なかなか難しいんですけどね。
【ステージ演出についての雑感】
ステージ正面は、電飾ビカビカのまさにジャニーズワールド。3年前にもここでコンサートを見ていますが、なんだかもっと派手になった感じがしました。3年前は、中央にしつらえたクリスタルステージがアリーナを前後に動いて、「移動ステージ」の印象がすごく強かったのですが、今回はフライングや”1人用人力櫓”*2に分散されて動いていました。
それから、正面の大スクリーンとの「デジタル映像との融合」や、アジアツアー(まだ香港公演だけですが)向けのジャポニズム色あり、とあれこれ要素を詰め込んでいました。ジャニーズのコンサートには必ずと言っていいほど入ってくるマジックやスタント的な演出もありましたが、やや控えめで、サマリーで実験的に見られた演出が応用されていたようです。
「やはりジャニーズも進化するんだなあ」と感心したりして。バックダンサーがいなくても、寂しくないのは、人手で見せていた部分を、様々な道具や映像、アクロバットであれこれと視点を変えて飽きがこないように誘っていたからかもしれません。そのあたり、玉手箱のようで純粋に面白かったです。いや、シルクドソレイユにも負けてないかも(笑)。
(パート2に続く)
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