スーパースター、リッキー・マーティンの少年時代
ワールドカップ以来、日本でもスーパースターになったリッキー・マーティン(RICKY MARTIN)。その彼は、メヌード(MENUDO)*1の一員として若かりし頃、日本に来日しています。
'85年頃だと思いますが、メヌードが『夜のヒットスタジオ』『笑っていいとも』『東京音楽祭』に出演し、「恋はエクスプロージョン」という曲を歌ったのを強く覚えてます。来日コンサートも東京で催されたので、'俄かファン'(笑)と化しておりましたが、悲しいかな当時まだ学生で田舎暮らしのために見に行くことはできませんでした。
メヌードを知ったのはちょっとしたきっかけなのでしょう。それすら思い出せないくらいなのですが、当時14歳のリッキー・マーティンのあまりの愛くるしさに一瞬で虜になってました。特集本など買って「リッキー、可愛い〜っ」と悶えることしきり。
『笑っていいとも』に出たときにタモリがリッキーを見て「この子、カッワイイねえー。」と唸るように言ってたのも記憶に強く残ってます。そう、リッキーは司会者の目をしっかり凝視するような少年でその視線が物凄くピュアだったです。まさに疑いを知らぬ、けがれなき瞳、と言ったら大げさでしょうか。
とはいえ、メインボーカルはロビー*2という色黒で目がクリクリした少年(→充分成熟して見えたが)でした。ファルセットボイスで歌うロビーは、イモっぽいバックのお兄ちゃん達の中でちょっとアダルトな香りがしておりましたね。
サビでロビーが"my explosion〜♪"と声をあげた直後、後ろの4人の少年達が両手を突き出し、"my love for you!”とハモリながら腰をフリフリ。・・・こ、このフリって一体(汗)。
なんてったってその頃、すでに少年隊が(デビュー前とはいえ)アクロバッティングな踊りを見せていた頃です。棒マイクを前にとてもシンプルで凡そカッコイイとは言い難い(失礼)振付で踊るメヌード。しかーし、このダサさ、こそがたまりませんでした。
だいぶ後になってからこの頃のメヌードの輸入盤コンサートビデオも入手したのですが、ひたすらにロビー・オン・ステージ状態で、リッキーはバック隊に甘んじてます。1曲ソロがありましたが、そのベビーフェイスで誤魔化す程度の音楽性。でも可愛いから許す!(笑)ってそれにつきちゃいますね。
なのでまさかこのベビーフェイスのお子ちゃまアイドルが「イケメン」な世界的スターになるとは想像だにいたしませんでした。セクシーな大人の男性に変貌したのは嬉しいものの、なぜかとても複雑な気分だったりしますね。
◆2013.12.27追記:数年前に知ったのですが、リッキーは、自伝の中でゲイであることをカミングアウトして、今は恋人と共に暮らしているそうです。そして代理母に双子の男の子を産んでもらい、父親としてもグラビアを飾っていたり、と驚きの転身を見せております。そのこと自体は、多少の驚きはあったものの全く失望はなかった私。ただ、少年時代どんな思いでメヌードに参加して少女達の歓声を受けていたのかが気になります。彼の自伝を読んでみたい、と思う昨今です。
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