昔と違ってなかなか集中してブログを書く気力がない昨今なので、一言ブログに近い短いコメントで作品紹介したいなと思います。
つい最近、観てものすごく良かった作品。久しぶりに全てが愛おしく感じられました。とくに主演の男の子、越山敬逹くんの無垢な想いを切り取ったこの表情がたまりませんでした。
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— 映画『ぼくのお日さま』公式 (@bokuno_ohisama) 2024年9月14日
キャラクター紹介
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タクヤ┋#越山敬逹
⼩学6年⽣。
⾔葉がうまくでてこない吃⾳を少し持っている。
アイスホッケーが苦⼿。
映画 #ぼくのお日さま pic.twitter.com/be9q4XyAKC
たまたま「ZIP」で紹介されていたことで俄然、観たい感が膨らんだ映画でした。新進気鋭の才能ある奥山大史監督作、映像テイストが「ぼくはイエス様がきらい」に似ているなあ、と思ったらご本人の2作目でした。
年代も地域もちょっと不明確で、豪雪地帯のレトロなスケートリンク。滑らかなスケーティングを見せる魅力的なスケーターの女の子さくらに出会ってしまった吃音症の男の子タクヤの淡い初恋が題材。
なんと奥山監督自身がスケートを滑りながら撮影したシーンもあってすごい!と驚きました。タクヤ少年目当てに行きつつもめくるめく池松壮亮ワールドにもまた魅了されてしまった、というオチが。
<2024カンヌ映画祭「ある視点」部門出品作>
主役の少年がアイスホッケー🏒をしているということで思い出したのが昨年観た「CLOSE クロース」。少年期の儚い友情と残酷を描いた傑作なんですが、今思い出しても辛すぎて・・・。
仲良し2人の少年達が周りの何気ない冷やかし「あなたたち、ゲイなの?」という一言から、関係が破綻していく様を美しい映像美で見せてくれます。とにかく最後までキレイごとで誤魔化さない、一切逃げが無いのです、この作品。
だからこそ痛い、まさに心にトゲが刺さったまま・・・のような味わいです。ただ、冒頭部分に見える本当に美しい少年達が笑顔がすごく素敵なのは間違いないので忘れられない作品です。
<2022カンヌ映画祭グランプリ作品>