BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

2021年発売 心を温かにしてくれる少年合唱団のアルバム

久しぶりに買って嬉しかったアルバム

ここ最近、ダウンロード版に移行しつつある音楽作品。しかし、日本の場合はMP3で購入してもCD並みの値段ということでお得感も少ないですし、やっぱりCDを手に取った感動やジャケットの魅力などもあってCDは捨てきれません。


しかし、私もたまに検索したくらいではなかなか欲しいモノを手に入れることができません。かといって海外の輸入サイトを漁るほどの時間も熱意もなく、国内の有名サイトを見て回るくらいでしょうか。


音楽をゆっくり聴く時間もめっきり減ってしまったので、もう最近はひたすらジャケ買いですね。宗教画のジャケットなんてもう飽きた(笑)。もうね、可愛くてナンボよ!(極論)なんたって癒しが欲しいんですもん。


そういう意味では、ウィーン少年合唱団はハズさないですね。もうあざといくらいの可愛さ全開&セーラー服でニッコリ大作戦。実力的にはずいぶんと・・・になってしまったものの、知名度といい老舗の強みを発揮しまくりです。


最新作の「Together」、2ヶ月くらい前から発売を待ち続けておりました。なんたってこのジャケットの可愛さは半端ない。もう内容ともかく瞬殺でした。デジタルミュージック発売はずっと早かったですが、やっぱこれは絶対CDでしょ。


ということで購入して初めてカントリーソング(世界の愛唱歌)集だと分かりました。三方位に広がる紙ジャケットで歌詞カードは独語と英語、写真たっぷりでなかなかの厚み。CD盤にも団員のカラープリントという手の凝りようで。


おいおいどこぞのアイドルグループの初回限定盤CD並みに手が込んでるぞ、と嬉しさ倍増でした。選曲も変わってますね。昨今のウィーン小は、アジア・アフリカ・中近東系の曲が増えているのは実感してます。


あの懐かしい「ドナドナ」とか、日本からは「旅愁」、伴奏に尺八取り交ぜる本気(マジ)の「荒城の月」など。他にも耳にしたことはあるけど収録で聴くのはあまりないかも、と思う曲がまぶされていて楽しいです。


これはファンなら買って損はない作品。「Gute Hirten」以来の好きなアルバムになりそうです。

トゥゲザー

トゥゲザー

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一方、聖フローリアン少年合唱団の「LITTLE CHRISTMAS」。こちらもジャケットはめっちゃ可愛くてハッピーさを感じさせてくれます。なんたって、大好きなセーラー服ですからね。


ウィーン少年合唱団の紺のセーラー襟もいいですが、フローリアンの青襟もまた可愛くて好きです。そのフローリアンは最近すごい勢いでCDを出してますね。それも結構野心的というか、宗教曲も少人数の作品も万遍なく。


なんとなくですが、実力も上がってきてノリにのってるのかな?なんて思ってしまいます。定番のクリスマスアルバムですが、ソロもありますし、男声と一緒の曲もあり、アカペラが多いので派手さはないけれどうるさくもなく、聴きやすいです。


全編にフローリアン独特の可愛らしく柔らかい、鈴の音のようなボーイソプラノが気持ちよく降り注ぐ感じです。今日のように寒くて外に出たくないような日にはピッタリです。


1番印象的なのはピアノ伴奏のボーイソプラノソロ「Have Your a Merry Little Christmas」ですね、ちょっとジャズっぽい感じでオトナな雰囲気が素敵。ソリストは、Christian Ziemski君。滑らかでとても耳に心地よい声です。


指揮のFranz Farnberger先生、白髪になってますがまだご健在で嬉しいです。80年代初頭まで全盛期のウィーン少年合唱団で7年指揮をとっていたという解説もありました。


先生のおかげもあって、本当にこういうアルバムを聴いてると、なんか昔の古き良き時代のウィーン少年合唱団を彷彿とさせてくれてありがたや~となります。本家のほうはだいぶ曲調なんかも変わってきちゃいましたからね。


Little Christmas

Little Christmas

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まだいくつか注文中で届いてないCDもあるので、内容が良かったら紹介していきたいと思います。


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