BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

リベラ新作&ウィーン少年合唱団来日

もう終わっちゃいましたが、8、9日にはリベラのコンサートもあったんですね。テレビ出演もあったそうですが、いつものごとく見逃し・・・トホホです。なんだか最近は、自分的にリベラへの関心と情熱が少し減退気味かも。小さかった団員達が成長して、新しいソリストになって世代交代の波を感じてますし、映画・芝居・ドラマ・ライブなどあちこち行く先々でリベラの歌声が流れまくってますし。


もちろん、彼らの美しいハーモニーは永遠に残して欲しいし、今の人気も持続していって欲しいですけど、たまにはマイナーなものも聴きたくなったり。ところで、リベラの最新CD「peace」ですが、買った日からほとんど聴いてませんでした。今、ブログを書きながら聴き返してて、やたらとメランコリックな旋律が続くことに気付きました。何気に暗いわ・・・このアルバム(笑)。


リベラといえば、青空と白い雲に突き抜けるようなソプラノボイスのイメージが強いのですが*1、今回のアルバムは何やら思慮深い、瞑想しているような趣きが感じられました。あまり元気がない時に、しっとりと聴かせてくれる選曲かも。個人的に映画主題歌「あなたがいるから〜」が漏れた失望も大きかったです。


今月末には恒例のウィーン少年合唱団の来日がありますね。とうとう20年続いた連続コンサート通い歴も途切れてしまいますが、まあ私にとってはそういう時期なんでしょう。一方、東北での公演が1回もないって「ちょっとそれどういうこと!」っていうのもあります。普段「楽都」とか言ってるわが町とか、もう少し恥じて欲しいものです。リベラやウィーン少年合唱団はまだしも、めっきり日本には外国の少年合唱団が来日しなくなりました。


そして彼らはどこへ行ったか・・・というと、韓国やら中華圏(香港・台湾・中国)へと訪問先を変えてるらしいのです。日本にはもはや招聘する力も無くなったのか、ファンが高齢化して(笑)もはや需要がなくなったのか、深刻に考えるとこういう現象もまた国力の低下に他ならないかも、と寂しく思います。私もこの頃は、細々とアルバムを買って楽しむ程度となっていますが、やっぱりナマで聴く機会は残っていて欲しいものです。


ピース

ピース

美しいけれどあまり元気が出てこない・・・アルバムです。リベラ特有のメランコリックな世界観を全面に出した珍しい選曲かも。2曲目の「永遠の時(TIME)」が一番好きです。

*1:ジャケットデザインのせいもありますが