BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

久々のウィーン少年合唱団 オン TV

ミニ特集と日本人団員インタビュー

久しぶりにウィーン少年合唱団をテレビで見ました。TBS系の特番『ウィーン華麗なる謎解き大紀行』の中で。画面にホーフブルク宮礼拝堂の映像と、ウィーン少年合唱団の制服が映った一瞬、「えっ!これってビデオ?」と勘違いしてしました。それもそのはず、あまりにオーソドックスなミニ特集で、過去に流れたいくつかの特集番組を思い出し、デジャブしちゃったのです。


落ち着いて見てみると、その後は、レポーターに(最近とみに綺麗になった)木村佳乃嬢が登場し、ウィーン少年合唱団の居城(寄宿舎)でもある、白亜のアウガルテン宮殿の少年達の暮らしぶりを追います。教室でわらわらふざけている少年達をチラ見して、「意外と普通ですね」と感想を述べながら、彼らにに「ハロー」と声をかける佳乃ちゃん。


アウガルテン宮殿は、はるか昔に一度訪れたことがあって、その時はあまりの小ささに驚いたものですが、建物屋内には一度足を踏み入れてみたかった場所でもあります。白い螺旋階段のある、正面ホールの赤い絨毯にどんなにか憧れたことか・・・。お馴染みの合唱練習風景も映りましたが、そこには日本人団員も2人着席。


ウィーンに住んで3年となったケイシ君と、同じく在住1年で来日*1もしたマサシ君です。この2人は庭園の木陰で改めてインタビューを受けています。ケイシ君については、全くお初にお目にかかりましたが、低音ボイスだったのでアルトの団員かな?などと類推。3年もドイツ語の環境下にいるせいか、かなり日本語があやしくなってましたね。


マサシ君もまた、日本語がやや外国訛りしている感じ。クリスマスには両親に会えると語るケイシ君とは逆に、「韓国に(公演に)行かなきゃならないから・・・」とちょっと切なそう?に語るマサシ君。地元の団員は、大体1週間に1度の帰宅が可能ですが、渡来組は親御さんも海の向こうでそうしょっちゅう来れるわけではないでしょうから、子供も親も「大変だなあ〜」という印象があります。寄宿生活が何年も・・・なんて、鍛えられるでしょうねえ。


ウィーン少年合唱団については、そろそろ来年の来日公演の案内も出てきてますし、「また1年が終わるのかあ・・・(汗)」と季節の風物詩と化してる昨今。相変わらず、東北エリアのツアーは未定で、なかでも”わが街”あたりは厳しいような。。。やはり良い音色のホールがない、というのが致命的ですし、招聘力が弱いのかもしれませんが、いい加減分かっちゃいるけど寂しいもんです。


だんだん日本人団員自体、見慣れてきちゃったのも別な意味で寂しいものがありますが・・・。

*1:本人は去年のコンサートと言ってましたが、今年じゃなかったっけ?