BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

浅草の老舗ブロマイド店「マルベル堂」訪問

ブロマイド入手への道

マルベル堂

今週末、数ヶ月に一度という周期のご贔屓劇団公演観劇を目的に、恒例となった東京遠征に行ってきました。会場とホテルの往復ばかりで少々能がない、と反省し、少ない空き時間(2日間で3公演など日程がキツイので)を利用してプチ観光に参りました。小雨そぼふる東京は、想像より寒くてビックリ。


雨ということでちょっと悩みましたが、思い切って浅草へGO!10数年東京に暮らしたことがあるのに、なぜか浅草は訪れた機会がない未開の地でございました。近しい友人や家族などとワイワイ話しながら観光したほうがいいかな、と考えて一人で行くことに抵抗があったのです。


しかし、この浅草。仲見世通りに一歩踏み込んでみたら、楽しい楽しい。小さなお店が所狭しと並び、あらゆる国の観光客、年配〜子供までの広い年代の人々が往来し、ものすごい活気です。不景気なぞどこの話?と思ってしまうほど。久しぶりに童心に返る思いでした。


浅草寺五重塔も想像以上に巨大でビックリしましたし、TVで良く映る光景も直に目にすると、ちょっと新たな感動があったり。「ああ、もっとゆっくり楽しみた〜い」と思いながらも、時間に追われ、本来の目的であるマルベル堂探しにあくせくせざるをえない状況でした。(また次の機会があれば、ちゃんと浅草見物を楽しみたいと思います。)



この奥に観音堂がありますが、修復中で寺の全景は見られませんでした。お参りはできます。

【どこだ〜い?マルベル堂


ネットで地図と住所を印刷していき、凡その場所は掴んでいたつもりでしたが、あるはずべき場所にお店が見当たらず焦ります。開店時間(休日は10:30)前ということで見つけづらかったのもありますが、独力では無理かも、と諦め、他のお店の人に聞きまくりました。さすが老舗だけあって、どこのお店でもすぐに「ああ〜」と言って、教えてくれました。ここでお役立ち情報(?)↓

★お店の行き方編:

雷門をくぐり、仲見世通りを浅草寺方面へ歩いていきます。通りの中間辺り、左手に舟和のお店が見えたら左折します。すぐにマツモトキヨシが見えてくるのでそのまま真っ直ぐ歩きます。更にサンクスが見えてくるのですが、そのちょっと手前に目指すマルベル堂があります。

小さな店だと予想はしていたのですが、実際にその予想のさらに半分くらいのスペースだったので驚きました。一度、付近を通り過ぎてしまったのは、店が開いてなければ見落とすほどの小ささだったからですね。地下に降りていく狭い階段があり、ブロマイドが所狭しと並んでました。ちょっと原宿のアイドルショップのようでもありますが、一面に貼られている年代物のスターがお出迎えなので、やはり雰囲気は独特です。

【店員さんと面白いやりとり】


ちょっと小分けされた箱が多すぎて独力で見つけるのは難しそうだったので(時間に余裕がなかったため)、すぐに店員さんに聞き、クリッパーの写真の束を見つけました。モノクロのカタログ集も出していただきます。およそ8種類くらいしか店頭にはなく、期待したカラー写真も1枚しかありませんでした。


事前準備が完全ではなく、ネットですでに購入していた写真を全て把握していなかったので(→ヌケてる)、迷いつつダブり覚悟で買いました。*1どれもこれも可愛いので、まあいいや、となってしまうのです。クリッパーの写真は、全35種類。1枚315円ということで安くはないのですが、ここでしか手に入らないと思うと財布の紐もゆるむってもんです。


嬉しいことに、そばにクリケッツの写真までありました。こちらは似たようなショットで3枚種類ほど。その中で厳選して1枚だけの購入になりました。フィンガー5は多すぎて選びきれず断念。多分、他にも欲しいものが眠っているんだろうなあ、と思いつつ、キョロキョロ見ていると、店先で「EXILEありますか〜?」というお客さんの声。内心、「そりゃ、あるわけないだろ〜。」とツッコミ(笑)。


また別のお客さんが「東方神起ありますか?」と聞いてきました。こちらはビックリしたことに店員さんが「3枚あります」と回答。どうやら最近は、韓流も少し扱っているようですね。年配のファン狙いなのかしら?そうこうしているうちにそろそろ時間が迫ってきたので、名残り惜しくレジへ。


「店にない写真は、番号を言ってくださればお取り寄せしますので。」と優しく言ってくれた、若い女性店員さん。その後、思わぬやりとりが展開しました。

店員:「最近、急にクリッパーが売れてるんですけど、何かあったんですか?!
私:「あ、ネットで紹介されてて・・・。」
店員:「あぁ〜(ナルホドの表情)。ファン同士の交流とかあるんですね。」
私:「私もブログで紹介してるんですけど。(調子に乗って)・・・お店の写真撮らせてもらっていいですか?(ブログに)載せたいので。」
店員:「どうぞどうぞ、どんどん宣伝して下さい!


という気前のいいご承諾をいただいたので、店頭の風景をアップさせていただきます。店員さんに感謝(ペコリ)。ついでに「マルベル堂が一度、倒産したと聞いたのですが。」とやや失礼な聞き方をしたら、「いや、撮影スタジオが閉鎖になっただけでお店はずっと続いてます。」とのこと。小さいながらも老舗の心意気を感じました。



店舗入口の様子。E判のブロマイドの他、ポートレートなど少し大きめの写真もあります。


昭和スター倶楽部[マルベル堂-巨大プロマイド通販サイト]【TOP】


クリッパーの写真については、ネット(昭和スター倶楽部)で紹介されている13種類以外にも、マルベル堂店頭で購入できる写真があることや、カラー写真もあること、頼めば拡大で焼きまわしもできることなど、ファンの方から情報を頂いてのことなので、それにも感謝です。


それにしても、世の中捨て去られていく文化や流行はいっぱいありますが、やっぱりそんな中でも一過性のもの、と忘れ去り切り捨てるばかりではなく、大切にしている人は決して少なくないものですね。


※注意事項:マルベル堂のブロマイドについての詳細は、お店に直に問い合わせていただくようお願いします。こちらでは、写真の種類やオプション等、確かな内容は答えられません。(”公式サイト”なり連絡先がちゃんと用意されているので、私に問合わせるよりも、迅速かつ正確な回答が得られるはずです。)
【昭和スター倶楽部】プロマイドギャラリー クリッパー

*1:家で確認したところ、やはり少しダブってしまってました。