BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

ジャニーズの新星グループ

久しぶりにCD店をフラリと見渡した時に目に入ったジャニーズ新作コーナー。ちょっと前にいきなりデビューが決まって、かなりビックリした中山優馬 w/ B.I.Shadow、のデビューシングル「悪魔な恋♪」が発売されオリコンチャート1位というのは、知っていましたが、NYC Boys*1バージョンまで売ってるのは、知りませんでした。


もはやジャニーズに関わらず、デビューシングルが3バージョンなんてさほど驚きはありませんが、NYC Boys前面ジャケットにしているのには驚きました。これって、華々しい新グループのデビューシングルとしてはいいのだろうか・・・?いえ私的には予想外のことで嬉しいんですけど、やっぱりなんかちょっとイビツな印象も受けます。


すでに「NYC♪」という曲は、TV放映でも見ていて「ウーン、買わなくていいかな」(おいおい)、と思ったりしたのですが、CDの3曲目にNYC Boysの曲がもう1曲ある、更にPVがあまりにもツボでついつい買わされてしまいました。このあたり、やっぱり侮れないジャニーズ戦略。


巨大なステージに数十人のジュニアを従えて、とびきり派手なステージ衣装(→これが大事、私服に近い衣装なんて邪道よ!)を着て笑顔で踊りまくる少年達、CGなんて不要!シンプルで一番彼らの少年っぽさ全開の魅力あるPVでした。ジュニアも見慣れた子が何人もいるのでしょうが、悪目立ちアップになることもなく、”影”の存在に徹してるのがよろしい。あくまで主役は、NYC Boysですからね。


そして、今回もまた山田涼介君の「僕って可愛いでしょ、セクシーでしょ」スマイルが一際輝いていて、楽しい楽しい。アイドルであることをこれほど根っから楽しんでいる人って意外といないもんですよ。笑顔=素顔に同化してしまってる気がして、感動を覚えます。


一方、知念侑李君の場合は、”いい仕事してます!”って感じかな。アクロバットもダンスも歌もちょいと職人めいたところがあって、小柄なのにちっとも危なっかしさがない。笑顔まで余裕や自信に溢れてるんですよね、ま、そんなところが年上キラー?なところかも。顔立ちも声もどんどんオトナ化進行中で、未完成な魅力がまたたまらない反面、ちょっと寂しくもあり・・・。

中山優馬 w/ B.I.Shadowについて】


ところで本来の”主役”である、中山優馬君は、「バッテリー」ドラマ化決定頃に初めて見た時、あまりにも”完成”した美少年ぶりに驚いたものです。ジャニーズの子って、最初はどんくさかったりお子ちゃまだったり、してるのが、少しずつライバルの中でもまれてきて、「あらあら、いつの間に!?」となることが多いのに、優馬君の場合は、一際目を引く顔立ちだけでなく、舞台度胸もなかなかのものでした。


キリリとした目元といい、昔の長瀬智也君を思い出しました。ここまで外見的に完成されていると、かえって成長する面白さが半減しちゃいそうです。私的には、油断すると中島健人君(B.I.Shadow)の誘い系スマイルにやられてしまうので、気をつけねば(笑)。本当にこの子の笑顔は、キョーレツな武器です。


もう一人、菊池風磨君には、なんだか”みなぎる闘志”を感じます。アイドルとしてやってやるぞ!みたいな強気を感じてしまう。それがあったから膨大な人数のバック隊から抜きん出たのかな、なんて。(勝手な想像ですけど)残り二人については、さすがによく分かりません。もう少し時間を下さいな、て感じですね。


デビュー曲「悪魔な恋」は、なんだか昔のB面を思わせるえらく地味な曲でした。イントロもサビも遠い昔にどっかで聞いたような・・・ややインパクトに欠けるメロディ。ここは、思い切り派手にドカーン!とやって欲しかったな。お約束・・・ですから。


それにしても彼らのデビューについては、さすがにちょっと急ぎすぎ、という気がしないでもないです。Hey Say Jumpもまだ熟成していないところなので、弟分という位置づけも厳しいし、最年少グループといっても数字合わせに若い子入れてる気がしないでもないし、何より実力や人気の面でまだまだ未知数。山Pをデビューさせるために結成された(と噂された)NEWSを思い出しました。


ローティーンアイドルは目の保養として歓迎するものの、最近のノリを見てると、Kinki Kidsやタッキー、山Pなどの先輩達がどうして18〜19歳までデビューを待たされたのか、虚しさすら覚えます。ある程度出来上がってからのデビューだと20歳を過ぎてもイメージにあまり差がないため、大人のタレントへ脱皮しやすいというメリットはありますけど。


芸能界で勢力やら権力も大きい事務所だけに、どんどん若い子をデビューさせていくのもありでしょうが、そろそろ飽和状態ではないか、と。ファンも細分化され、若い世代にシフトしていくことで、反ジャニーズ&オトナ世代は韓国アイドルにどんどん流れていってる、今が過渡期なんじゃないか、と思ってしまいます。


NYC/悪魔な恋【初回限定盤B】

NYC/悪魔な恋【初回限定盤B】

久々のジャケ買いでした。

*1:Hey Say Jumpの山田君、知念君が合体した期間限定ユニット