BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

DVD『ヴォイス・オブ・エンジェルズ』ご紹介

少年合唱団DVD

宣伝依頼がありました。

本日、このブログ宛にいただいたメールにちょっとした驚きがあったので、早速アップします(笑)。

映画配給会社UPLINKの担当者の方からのメールでした。UPLINKさんといえば、ちょっと(いやカナリ・・・か)個性的な映画を紹介されている配給会社で、その名前は知っていたので、「まさかね〜」と目を疑いました。


しかし、メールの文体も怪しくはなく(笑)、紹介されている内容もリンク先も確かにちゃんと存在しておりますので、ひとまず半信半疑*1ながら、ご紹介しておきます。DVD『ヴォイス・オブ・エンジェルズ』の10月発売と記念イベントを宣伝して下さい、という依頼でした。


正直言ってこんな”弱小ブログ”に何ができるわけでもありませんが、もともとこのDVD自体、発売を心待ちにしており、この件が無くても絶対紹介しなきゃ!て思っていたものですので、渡りに舟とばかりに書かせていただきます。
(以下、UPLINK担当者様からのメールの一部を引用させていただきました。)



この度10/3に『ヴォイス・オブ・エンジェルズ-少年合唱団の天使たち-』というウィーン少年合唱団をはじめとする聖歌隊の少年たちの寄宿生活を描くDVDを発売いたします。

 ◆UPLINK公式サイトはこちら↓
   DVD | ヴォイス・オブ・エンジェルズ –少年合唱団の天使たち-

試写会とイベントを下記日程で行います。

<試写会>
開催日:9月22日(月) 開場15:00/開映15:30
開催日:9月25日(木) 開場13:00/開映13:30

<イベント>
9/29(月) DVD発売記念イベント開催!(ゲスト:増山法恵氏)

本作品のDVD化を記念し、少女漫画家・竹宮惠子さんの「変奏曲」の原作者としても知られ、大泉サロンの主宰であった、児童合唱団評論家の増山法恵さんをナビゲーターに迎え、トーク付き上映会を開催します。

■ナビゲーター:増山法恵(児童合唱団評論家/作家)
※ゲスト詳細は後日発表いたします

■上映作品:『ヴォイス・オブ・エンジェルズ』+『微熱』
■日時:9月29日(月)開場19:00/開映19:30/トーク21:00
■会場:アップリンク・ファクトリー


イベント関係は、直前に変更となることも考えられますので、公式サイトで確認して下さるようお願いします。残念ながら私は遠方のため、参加できませんが、興味がある方は是非足を運ばれてはいかがでしょうか?・・・ってなんか宣伝してる自分がちょっと不思議ですけれども。。。

【ちょっと変わった印象深い映像群】


実を言うと、このDVDの日本発売が決まって一番喜んでいるのは私です。もともと'04年ウィーン少年合唱団の来日公演の時に、輸入盤DVD『L'Or des Anges』を物販で入手しておりました。更に、1997年頃にも、雑誌「ショパン」の通信販売(限定)で、輸入盤ビデオ『輝ける天使たち』として購入済でした。よって今回で3度目の再会となります。


ただし、どちら場合も日本語字幕無し、だったのでその魅力はだいぶ減退してしまっているのです。とはいえ、映像はこのテの作品の中では、斬新な部類に入りますので、最後まで飽きることがありませんでした。いくつもの有名な少年合唱団・聖歌隊の知られざる?日常を、非常に凝った演出で印象的に繋いでいます。


例えば、ウィーン少年合唱団の伝説のソプラノソリストTerry Wey君の「楽に寄す♪」。アウガルテン宮殿内の音楽室でピアノソロで歌うTerry君、落ち着いた美声にウットリと浸っていたのも束の間、ハタと気付く。「なんでカメラが”引き”だけなの〜!?」と、あまりに狙った演出(アップ無し)でブラウン管の前の私を悶えさせたり(笑)、とか。


本当に少年達のエッセンスを楽しんでるようなえらく勿体ぶったカットが多いんですよね。「そこよそこ!もっと見せて〜!」て感じです。とはいえ、他ではなかなか見られない贅沢なシーンもあります。パリ木の十字架少年合唱団のソリスト2人*2が歌うロッシーニの「猫の二重唱♪」これは最高!一度見たら忘れられません。


まるで”少年達の白昼夢”に誘われている感じで、2人の少年が猫に扮して(衣装はちょっと・・・ビミョー・・・ではありますが)歌います。ここに登場するソリスト達は、どちらも過去の来日メンバーでした。黒髪で鼻がやや上を向いてるのが、レジ・モンギュ君('93年、'95年来日。ソリストとしてかなり目立ってました。)、金髪で前髪がウェーブしているのがイアサントゥ・ドゥ・ムウラン君('95年来日)。


イアサントゥ君に至っては、このビデオの主役??と思えるほど、象徴的なシーンによく起用されています。ちょっと古風な感じの美少年だからかもしれませんが、結局のところ「監督のシュミ?!」なんでしょうね(笑)。更にポズナニナイチンゲール少年合唱団の「バスティアンとバスティアンヌ」の1シーンもグーです。


DVD化された際にオムニバスとして、他に2作品が追加されましたがこれらも日本盤に含まれるそうで嬉しかったです。一つは、ボーイソプラノを題材にした短篇ドラマ「微熱」という作品。これはドラマなので、やっと内容が確認できるなあ、と楽しみ。もう一つは、少年合唱祭を扱った「リジョイス」。内容は見てのお楽しみに・・・。


とても贅沢で、絶対見て損はないです!ってすっかり宣伝マンか、私は(苦笑)。ただ、このビデオ、イイところで「いやーん、もうちょっと。そこもうちょっと見せてよん!」と色っぽい声を出してしまいそうになるやもしれません。あしからず。



こちらはAMAZONの紹介です。UPLINKのサイトでも通販しており、そちらのほうが若干安いようですね。

*1:→すいません、疑り深い性格で。

*2:名前はフランス語読みが不明かつ字体不足のため、来日パンフレットからそのままカタカナ名を表記しました。ご了承を。また一部表記ミスがあったので、修正しております。ご指摘ありがとうございました。