BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

Hey Say Jump結成(その2)

前回に引き続き、Hey Say Jumpのメンバーについて残り7名の印象を列挙しましょう。正直言って、わずかながらの資料で、デビューしたばっかりの少年達についてあれこれ書くのはいかがなものか、と自分でも思います。しかし、1年後、2年後、振り返った時にその成長とか変貌ぶりなんかが分かるので、こういう"試み"もいいかも、と。


10名で12歳〜17歳という年代だと、実際の経験差も身体的な差もあってグループとしてはなかなか大変かもしれませんが、かえって年上の世代が年下の世代をリードしたり、世話を焼くことでまとまることもあるでしょう。その反面、画面から見ていてもその人数の多さが異様なほどなので、一体何人がこの「サバイバルゲーム」に生き残れるのかな?という興味もあります。


芸能界で数々の誘惑に負けず(笑)、あまりイキがって無茶したり、道を見失ったりしないで、悩みつつも元気いっぱいで突き進んでいってくれるといいなあ、などと思いますね。

【キャラクターイメージ】

伊野尾慧(17)

 彼がグループに選ばれた時、「ああ、そうなのか」とちょっと納得する部分がありました。どちらかというとあまり興味がなかった子なんですけど、第一印象が意外に強力だったからです。藪君がチビッコJr.のメインの頃、そのバックを務めた3人くらいの男の子がいて、その中の一人が伊野尾君でした。以来、どんなに大勢の中に居ても不思議と見つけてしまう。

 決して飛びぬけて美少年というわけでもないのに(失礼)、ちょっと不思議ですが、それを人は「華がある」というのかもしれません。(昔の)SMAPの草なぎ君にムードが似てるなあ、と思います。

有岡大貴(16)

 まずい、全然知らないんです、彼については・・・。ただ、「ジャニーズ系グループの法則・その1」なるものがあれば、このタイプの少年がいるのは、ものすごく納得でした。物静かで一見地味な存在ですが、意思は強くてマイペース・・・なんじゃないかな?グループの”緩衝材”になるタイプかも。

 光GENJI佐藤寛之君、TOKIO国分君、嵐の大野君、V6の長野君あたりに、ちょっと似てる気がします。もちろん、顔ではなくてその身の置き方です。派手で自己主張が強いメンバーばかりだと絶対にうまくいかないし、大人しくても芯が強ければ一目置かれる存在になり得えます。

中島裕翔(14)

 最近背が伸びてグッと大人っぽくなってきましたし、なにより表情が引き締まってきてます。初めて見た時は、若手少年達の中で一番小さく、顔立ちはとにかく可愛く、幼児のまま成長したかと思ったほど幼く、可愛がられキャラという雰囲気でしたが、この1年くらいでかなり変わりました。

 雑誌記事で知ったところによると、ジャニーズ入団きっかけは、タッキー(滝沢秀明)だったそう。偶然かもしれませんが、私がブラウン管で見た第一印象が「まるで昔のタッキーみたい!」でした。顔立ちは可愛いけれど、芯の強さと冷静さが顔立ちからにじみ出てきて、デビューしないでもう少しジュニアの中に居たら、若くしてもリーダー格になっていった・・・タイプかと思います。

 最初からスポットライトを当てられる少年というのは、やっぱりそういう宿命があるのかもしれませんね。羨ましがられる位置に居ても、決して良いことばかりじゃないと思いますが・・・。

山田涼介(14)

 「なんなんだ、この子は?!」と最初に思った時からあまり印象は変わってませんが、とにかくグループ一のナルシスト系。いやあ、お子様の今のうちは笑って済ませられますが、これがもっと背が伸びて”お色気路線”いっちゃうとツライなあ・・・。

 というのも、私は彼の妙に親和性の高い笑顔がやみつきで(笑)気に入ってるんです。「君たち僕にメロメロだよね。」という囁きが聞こえてきそうなほど、狙いすぎなスマイル。アイドルを演じてるんじゃなくて、アイドルであることがプライド、というような面白い少年。

 だから彼には、しかめっ面でクールにキメキメで型にハマってしまうようなアイドルにはなって欲しくないんですよね。とはいえ、堂本光一君化した山田君を思い浮かべると、ニヘラ笑いが浮かんでしまいます。

知念侑李(13)

 個人的にイチオシ!なので、恐ろしく贔屓目になってしまうと思いますが(笑)、ただ可愛くて歌や踊りが上手い、ということだけじゃなく、天賦の才能を感じる時があります。それはインタビューされた時なんかの受け答え。あまりに冷静でシッカリ者すぎるのです。

 いかに世慣れた?ジャニーズ軍団であろうと、(この歳で)キッチリとインタビュアーの意図を瞬時に理解して、求める回答を的確に答える少年はなかなかいません。そういう意味では、近年、最も私を驚かせた逸材です。経験豊富な子役が大人びた発言をするパターンや、内心緊張しながらも一生懸命背伸びをして語る少年タレント達とも違う。

 両親もある意味注目を受けた人達でしょうから、幼い頃からきっちり躾られていたと想像はできます。しかし、あの落ち着きようは・・・。かといって計算高いわけでもなく、先輩達にもしっかり甘えることができる天衣無縫さも持ち合わせてる。Hey Say 7で出演した時も、始めからどセンターで沢山のカメラにもひるまず、平然と対処していた・・・まるで中心にいる自分が当たり前のように。ホントに恐るべき子です(笑)。

岡本圭人(14)

 いわずと知れた?岡本健一氏の息子です。二世の宿命とはいえ、親の”七光り”という重圧とこの若さで背負い込むのはしんどそうですね。ま、私も彼を見るたびに「岡健に似てないなあ〜。ママ似かなあ」などと毎度観察してしまうので申し訳ないのですが。家に帰ると、パパの岡健が居て、彼にどんな話をしてるの?と思うとまた更に不思議で仕方ありません。

 彼がメンバーに選ばれて、何故に植草裕太*1が選ばれなかったでしょう・・・。今は、幸運が舞い降りてきたような感じで、まだ表情もオットリしてて「ちょっと他人事と思ってやしないかい?」とか、ジュニア経験の長い少年達の間で慣れずに大変じゃないかな、とか見るたびにいろいろ考えてしまいます。

 「ジャニーズグループの鉄則・その2」としては、経験が浅く年少の少年を混ぜてグループに緊張感・刺激を与える。V6の岡田准一君、NEWSの手越君なんかもそうですね。最初は何にもできないけれども、負けん気の強さと粘り強い努力でグングン、素質を伸ばしていきました。ただ、ジャニーズに二世というと、過去にあまり成功例が少ないようなので、彼の今後がちょっと気になります。

森本龍太郎(12)

 グループ最年少の小学生。この若さでクレイジーなほど忙しいアイドル稼業に飛び込んで、なんだか痛々しさすら覚えてしまいますが、選ばれた以上、若さで(笑)頑張って欲しいものです。以前「そんじょそこらの子供と変わらない子だなあ。」と所感を書いてしまってるので、なんともその後が続かないんですけど(汗)。

 最近、歌番組で見た時に激しく踊り狂っていた(ように見えた)姿を見て、「かなり負けず嫌いな男の子っぽい性格なのかな。」とも思いました。歳の近い弟・慎太郎君がいるだけに、毎日、家でもジュニア内でも生存競争中、なのかもしれません。

 龍太郎君はひとまずデビューが決まったので良し、としますが、兄弟の成功例がないので*2慎太郎君がこのままフェードアウトしないか、ちょっと心配です。


7人もいるとさすがに大変だ(笑)。印象だけでここまで好き勝手書ける自分がコワイです。


boysvoice-2.hatenablog.com

*1:植草克秀氏の息子

*2:三宅健君も以前、歳の近い弟がJr.に居ましたが辞めていってしまったようです。