BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

どうしたって天才!少年時代のマイケル・ジャクソン

世界一有名な少年ボーカリスト

マイケル・ジャクソン

少年歌手好きの私にとって、やはりリストから絶対に外せないのはマイケル・ジャクソンです。醜聞にまみれた(?)今の彼がどうであろうと、彼の残した業績と才能の凄さにはやはり蓋を閉めることはできない・・・と思ってしまうのです。


青年時代、世界中のスーパースターとして光り輝いていた彼も脳裏に焼きついてますが、別な意味で心惹かれるのは少年時代、ジャクソン5のボーカルとして大活躍していた頃のハイトーンボイスの歌声です。日本にフィンガー5を生み出したのもこのジャクソン5というお手本があったから、というのは随分後になって名声を知ってから聞いた話です。


マイケル・ジャクソン全盛期の'80年代も終わりの頃、店頭に並ぶクリスマス・ソングのアルバムの中にジャクソン5のLPを見つけました。噂には聞いてたものの、「マイケルの少年時代はどんな歌声だったんだろう?」と純粋な興味があったため購入を決めました。そして針を落として、すぐにひっくり返りました(笑)。


「なんってウマイの〜〜!!」


まさに驚愕、驚嘆の嵐。大人になってからも激しくシャウトしながら歌っている姿は何度も見ておりましたが、こんな子供の頃から歌い方は基本的に変わってないんだな、とニンマリしつつ、子供の頃の声の高さは半端でないため、パンチもあってまさに圧巻です。シンプルな楽器の音とは好対照にマイケルの声は、ほとんど”一人楽器状態”でどこにいても目立ちすぎるほど。


一つ違いの兄、マーロンも変声期前だというのにコーラスにまわっているのですからいかにマイケルが突出していたか分かります。また、兄ジャーメインは、マイケルとは別な意味でグループの核となるボーカリストだったようで、渋めの歌声がなんともいい感じでボーカルグループでバランスをとっていたんだと思います。


このあたり、フィンガー5の正男とあきらの関係にも繋がるのが面白いですね。フィンガー5の熱烈ファンの私でも、声の質の良さ、バランス感はジャクソン5に軍配が上がるなあ、という感じです。

【 JACKSON5のクリスマス 】


1番最初に購入したクリスマス・アルバムは、最近までクリスマス時期になると街のあちらこちらで流れてきてました。*1次に購入したアルバムでは、マイケルおなじみの「ABC」「ROCK'ROBIN」などとても楽しい曲が盛り沢山でした。


また日本でも、あきらやJr.時代の錦戸亮君など含め何人もの少年歌手がカバーで歌っている「BEN*2や超名曲「I'LL BE THERE」などもあり、非常にバラエティに富んでました。


だいぶ経ってから、アンソロジーという2枚組ベスト盤のCDも購入しましたが、どちらかというと全編マイケルづくめは疲労感を感じる時があるので(笑)、1枚もののセレクト盤の方が良いかもしれません。


10年ほど前、香港でマイケル・ジャクソンの「終わりなき伝説」というLD(現在は廃盤?)を購入したのですが、ここにはモータウンの音楽番組で歌うジャクソン5の映像が収録されていました。とてもシンプルなセット(スタジオ収録)の中で、鮮やかな色の衣装を着て歌うジャクソン5はとても魅力的に見えました。当時のムードもあるのでしょうが、彼等のステージマナーは見ててとても気持ち良く映ります。


歌自体は、口パクなのが残念なのですがそれでも、曲に合わせて身体を小刻みに揺らし微笑みを浮かべながら、真剣に歌うマイケルの姿がとても印象的です。こういうビデオも今後はあまり目にすることができなくなるのかなあ・・・と思うと複雑な気持ちになりますね。


今後数十年、マイケルほどの少年ボーカリストが世界中を熱狂させることはあるのだろうか?と、それでも反面、それを心待ちにもしているところです。


クリスマス・アルバム

クリスマス・アルバム

 これは強力お薦めのクリスマス・アルバムです。耳馴染みの曲ばかりですがとても新鮮。
 
The Best Of Michael Jackson (Anthology Series)

The Best Of Michael Jackson (Anthology Series)

 有名どころの曲はほとんど網羅してます。

*1:自覚してから聴くとその頻度はかなりのものだったのだということが分かりました。

*2:映画「ベン」のテーマ。映画自体はねずみが登場するB級?ものだったようですが、この主題歌が残りました。