BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

ウィーン少年合唱団来日公演のTVオンエア

本日、ウィーン少年合唱団の公演がBS2でオンエアされました。私が見に行って、満足した公演でしたので、見返すことができて嬉しかったです。テレビを通じてだと、響きがが小綺麗(?)になってしまって、ライブでの臨場感や迫力はちょっと伝わりにくいものがありますが、それでもキラキラしたソプラノが響きわたってて気持ちよいコーラスでした。


「来たれ、汝ら芸術の子らよ」の演奏が映像として見られたのは'89年以来になるので一番感動しました。しかも、ほとんどフルで収録されてて、さすがNHK!と唸りましたね。その分、ソロやデュエットで印象的だった曲がカットされてしまったのは残念。。。どうしても100%の満足は得られませんが、「定番となってるワルツ・ポルカや日本の歌の代わりにあの曲を・・・!」と願ってしまうのは悲しいサガです。


それでも、実に7年ぶりのウィーン少年合唱団のライブ放送にやはり心がときめいてしまうのは、昔とったキネヅカなのかもしれません。ウィーン少年合唱団の制服・制帽は、数ある少年合唱団の中でももともと一番好きですし。


同じライブ映像でもテレビ朝日だと、”綺麗系””可愛い系”の少年がドアップになる回数が多い(笑)など、なんかやたらと庶民性が高い編集だったような気がしますが、さすがに皆様のNHK、は落ち着いた?編集でした。笑顔で幸せそうな表情を浮べて歌ってる少年達は、その時だけは”本物の天使”に見えちゃいますね、見てるほうもほっこりします。


最近では多国籍の子供達が多くなってるウィーン少年合唱団なので、「サウンド・オブ・ミュージック」をドイツ語訛りではなく、ペラペラの英語で歌われてしまったりするとちょっと複雑な思いがします。昨年来日の団員達なぞは、実に半分以上が外国出身の少年達だったようで

 いったい全体、これはウィーン少年合唱団なのだろうか??

などと頭を悩ませたり。それでも団員が集まらなくて混声合唱団になったりすると元も子もないので(笑)、この体制でも妥協せざるを得ないのかもしれないません。外国の少年がどれほど入ってこようと、ウィーン少年合唱団固有の歌声がちゃんと残っていくのであれば良いのですが。