”神童”と呼ばれた少年ヴァイオリニスト　五嶋龍

その栄光の裏側には

五嶋龍

「人間の声に最も近い楽器は、ヴァイオリンだ」という話を耳にしたことがあります。声にはちょっとばかしうるさい？私ですが、楽器となると鑑賞能力は非常に貧相（汗）なので、耳に心地よい、とかそのレベルとなります。

こんなトホホな私ですから、音色の違いや超絶技巧など聞き分けることができる人はまことに尊敬に値します。それでも若手演奏家の特集など見ると、なんとなく興味を引かれて見入ってしまうことがあります。

少年ヴァイオリニストというとまず思い浮かぶのが五嶋龍君。フジテレビ系で毎年のように放送された『五嶋龍のオデッセイ』はなかなか楽しくて、毎回見ていました。彼は、五嶋みどりの年の離れた異父弟です。

'88年にＮＹで生まれ、生粋のアメリカ育ちですが時折日本にも来日してます。本当に幼児の頃からＴＶで成長を見ているので勝手に親近感を持ってしまいますが、龍君本人は空手が黒帯で、将来は科学者にもなりたい、と語る現代っ子。天才ヴァイオリニストと呼ばれ、テクニックも優れ、国際的にも活躍しているのに、どこか自然体で”力の抜け方”が独特の持ち味となってる気がします。

『NEWS23』に出たときも、英語なまりの日本語で非常に好奇心旺盛で知的な発言*1をしていてまた一層好感を持ちました。初めての日本ツアーは、'01年のことでしたが10日間の日程があっという間にソールドアウトしてしまいました。あまりの人気にビックリ、（物見遊山であれ）見に行けなくてちょっとショックでした。

しかし、また近いうちに日本公演もあるようですし、ドイツ・グラモフォンと契約し初のＣＤ(Ryu Goto)も発売される、ということで着実に成長してるなー、と嬉しくなりました。しかしながら、ＣＤはもっと早くに発売して欲しかったなあ。

　◆◇参考ＨＰ◆◇
　五嶋龍　:五嶋龍 | Ryu Goto - UNIVERSAL MUSIC JAPAN

Ryu Goto

アーティスト: 五嶋龍,エルンスト,パガニーニ,リスト,ルトスワフスキ,武満徹,ワーレングリーン(クリストファー),シャルリエ,フィルハーモニア管弦楽団,高橋博子,デュセク(マイケル)
出版社/メーカー: ユニバーサルミュージッククラシック
発売日: 2005/08/03
メディア: CD
購入: 2人クリック: 68回
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