和風美少年(1) 大沢健
日本的美少年、というと真っ先に思い浮かべるのが大沢健君。まだ子役として劇団に所属している頃だと思うのですが、『JUNE』誌で偶然見かけ、その名をインプットされました。巻頭カラーページで稚児風の衣装をつけ薄化粧で写っていた大沢君。確かそのタイトルは”牛若丸”でした。
日本でいまだかつてこれほど綺麗な少年は見たことがない!と断言できるほどこの時の彼はとても美しかった。おそらく13歳くらいだったと思いますが、日舞もやってるだけあって和装が似合いすぎなくらい似合ってました。
私としては、洋装より和装が似合う美少年の方が希少価値があり、とてもポイントが高いのです(笑)。少年期の最後の頃に安珠さん*1の本「サーカスの少年」でモデルをつとめてます。もうあと1,2年早ければ、もっと’少年美’が感じられただろうと思うと(個人的に)残念でなりません。
大沢君は、ドラマや映画でちょこちょこ活躍する頃になると、あっという間に背も伸びてすっかり美形男優に。今では舞台を中心に活躍しております。舞台は随分昔に『ハムレット』でオフィーリアを演じたのを見たのですが、やっぱり男っぽすぎ、だなという印象でした。
そして本当に偶然に、私の御贔屓劇団スタジオライフの『LILIES』('03)にご出演。安定した演技を見せてくれましたし、不思議な縁を感じました。その後の劇団員の話では、大沢君は見かけによらず、めちゃくちゃ体力がある人で、一緒に山登りをした時は、元気に前をスタスタ歩いていったそうで非常に驚いたそうです。
和風美少年(2) 黒田勇樹
女顔の美少年と言えば、黒田勇樹君も独特でした。その名前を初めて知ったのは、ミュージカル『オリバー』の主役を演じた頃。もっとも舞台は見られず、チラシだけで見たのですが非常に可愛い男の子で印象に残りました。今でいうと神木隆之介君*2のような感じでしょうか。
その後、再会するのは、TVドラマ『人間失格』の苛めっ子役(最初は、苛められっ子でしたが)でした。その後はしばらくTVドラマなどでよく見かけましたが、最近はどうしているのかな?彼も安珠さんの本に少年期の姿を残してます。1つは、「星をめぐる少年」で、もう一つは、「眠らない夢」(画像)です。 後者のほうは、あまりに狙いすぎててちょっとばかり興醒めなところもあったのですが、今見ると、創作人形写真集(笑)のような仄かな妖しさがあってなかなか楽しめます。
ああ、和服の似合う日本的美少年は何処に・・・?
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*1:元はモデルだったそうですが、その後女性写真家に転進されました。
*2:今一番売れっ子の子役スター。近々写真集が出るそうで楽しみです。アーティスト一覧 - アミューズ オフィシャル ウェブサイト