BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

魅力的な兄弟ユニット The MOFFATTS

知名度⇒C級、だけど大好き!

MOFFATTS

たまにアメリカのアイドル雑誌を覗くと当地で活躍中の少年歌手達の記事を見つけることがあります。その中で気になったグループを輸入盤を扱う店で探すとこれまたたまに見つかることがあります。


そうやって見つけた中にPC QUESTMOFFATTSというグループがありました。日本でも1枚CDが発売されたMOFFATTSを紹介します。


ジャケットを見れば分かりますが、男の子の兄弟グループです。カナダのビクトリア出身で、1番上のお兄ちゃんのスコットと三つ子!のクリント、デイブ、ボブという編成。リードボーカルは、スコットです。変声前('95)に発売された2枚のアルバムは、カントリー、ポップス、ロカビリーなんかの要素がつまったとても楽しいものでした。とにかく、突き抜けるように明るいスコットの声がとても魅力的。


唸りを入れたような特徴のある歌い方でパンチもあり、高音もキッチリ出ています。兄弟だけに三つ子のバックコーラスも溶け込んで、とても耳障りが良くて、聴くだけでハッピーになってきます。どの曲も高い音楽性を感じてすっかり虜になりました。


彼等のような子供離れした歌唱力を持つ少年達は一体どんな風にその音楽性を身につけるんでしょう?やっぱりごく身近に良い音楽が溢れているのかな、なんて思います。日本だとキッズグループは、「みんなのうた」の延長(汗)か、アイドルの準備段階みたいなものが多くて、なんとなく純粋に音楽を聴かせてくれるものが少ない気がします。


ティーンエイジャーになると彼等は、バンドを組み数年活動しましたが、音楽性の違いということですでに解散してしまった、とか。たとえ兄弟とはいえ、同じようなものを好きというわけではないでしょうから、残念ですが仕方ないことなのかもしれません。


変声してからの彼等のアルバムも持ってますが、アイドル性や音楽性もどっちつかずであまり売れそうになかったので、「やっぱりなぁ・・・」とちょっと思ってしまいました。キッズグループの脱皮は本当に難しいです。



Moffatts

Moffatts

It's a Wonderful World

It's a Wonderful World

こちらはまだ手に入るようです。
ジャケットも歌声もめっちゃ可愛い。

Chapter I : a New Beginni

Chapter I : a New Beginni

青年期の入り口?を迎えたMOFFATTS。
あまり特徴ないサウンドになってしまい残念。


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