Jアイドルとの腐れ縁(笑)
ジャニーズを見始めたのは少年隊からでしたが、それからおよそ20年あまり、割とスタンスは変わってなくて、とにかく単純に歌&踊りを愉しむ、という感じです。
不覚にも(苦笑)2年間ほど熱烈に堂本光一君にハマったことがありましたが、とっくに卒業し、今は歌番組でジャニーズJr.のステージを見てれば充分満足、という感じです。
性格は多少気にしますけど、もともとプライベートにはほとんど興味ないので(あったら恐いけど)。どうやら私は、カラフルな衣装を着た少年達が一同に踊る、て世界がかなり好きなんでしょうね。たった一つ重要なことは、
アイドルは、笑顔が基本です!
それだけですね。ただ、ジャニーズ系のコンサートの楽しさは知らない人には是非体験して欲しいかも。ペンライトは星屑のように綺麗だし、異次元の世界に旅立てます。あれを知らないで人生終わるのはもったいない(笑)。
【最初の印象は「不機嫌な美少年」】
KINKI KIDSのファーストコンサート('95)の頃から、バックで踊るジャニーズJr.の人気も看過できないものになりつつありました。会場でもすでに主役のKINKIファンに混じってあちこちJr.のメンバーのうちわが振られている状態。「そんなもんなのかな」なんて思いながらステージを見てると一人、とても小柄なんだけど気になる美少年が目に入ってきました。それが小原裕貴君でした。
10歳からJ事務所に入っただけあって、女の子でも負けるような正統派美少年ぷり。但し、すこぶる不機嫌そうな表情(あくまで印象ですが)「仕事だからね」とでも言わんばかりに無表情で踊ってました。まあ、1日4回も公演があれば身体も過酷でしょうし、バックダンサーだから笑顔を振りまくこともないのかと。以来、「顔だけは好みだけど」程度の気分でグラビアなどを集めておりました。
ジュニアの中でも4,5人の中心的なメンバーに入ってくるようになっても小原君はどちらかと言うと、無表情で職人的に踊ることが多い少年でした。彼の場合はそのクールなムードが素に近いのか、あまりカッコつけには見えなかったのですが。しかし、タッキー(滝沢秀明)や今井翼君がジュニアのメインになる頃から、キャラクターを変えたのか、それとも自分をさらけ出し始めたのか、妙な笑顔でふざけたり、ハシャイだりするようになってきました。
お兄さん的立場という不安定な位置にもあったせいかしら?その時にハッと気付いたのは、「これはニンじゃないな」ということ。人にはいろいろと得意不得意があるわけで、アイドルらしさを演じていてもその無理さが痛々しく映ることがあります。今思うと小原君は、むしろ笑わないアイドルに徹した方がずっと良かったのかもしれません。
酷なのは、J系アイドルというのは現在、「多芸」を求められること。笑っていればOK、歌や踊りが上手ければOKだけでは全くダメで、人気があるのは当然ですが、コメディセンスやその他のセンスも求められます。本来、そんなにアイドルって複雑なものではないと思うのですが、活動の幅が狭いとそれだけで致命的(と思われてる)。
小原君は器用なアイドルには見えなかったし、ちょっと真面目というか醒めた部分がそういうアイドル的なものと相容れなかったんじゃないかな。少しずつポジションを下げていき、大学入学後、しばらくして芸能界から円満退社となりました。ファンという意識はあまりありませんでしたが、それでもその時はカウンターパンチを受けたような気分になりましたね。
少年時代をあれだけ長い間、アイドル活動に全精力を注いでも”良い思い出”にしかならない、というのが数多いジャニーズJr.の宿命なんだな、と思うとかなりシビアな世界だと実感しました。
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