先の二人と違って情報が極端に少ない少年歌手がノアム（Noam Kaniel）君。アジアの血が入ってそうな面差しですが、フランス人（？）らしいのです。時代的にはほぼ同期だと思うけど、日本にもちょっとだけ来日しているみたいで。きっとある程度の人気があったと思うのだけど、未だに他で名前を耳にしたことがないということは知る人ぞ知る歌手だったのかな？
でも、彼の低めのアルト声はものすごい魅力で虜にされちゃいました。実に大人っぽいけど危うい少年ぽさが充満してて、「これぞ'70年代」なんですよね。日本では、『花のようなリサ』というＬＰが１枚だけ発売されているようでノアム欠乏症になっちゃうけれど、このアルバムがなんとも素晴らしかったのです！この子抜きに語れない、そんな少年歌手です。
