BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

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こんな弟が欲しい・・・「七子と七生」の知念侑李

七子と七生

最近、ジャニーズに入る前?の子役時代の知念侑李君のドラマを見ました。NHKのローカル局制作ながらも、今をときめく蒼井優ちゃんが出演しており、なかなかの佳作です。田舎の風景と緑が美しく、ちょっと韓国ドラマみたい・・・と思いました。


あらすじ:主人公・七子は、母と2人暮らし。ある日、母親が腹違いの七生を引き取る、と言い出す。七生は、亡くなった父親が他の女性に産ませた子供。七生の母は、傷害事件を起こし、拘置所にいると言う。母親の突然の宣言に反発する七子だったが、抵抗虚しく七生がやってくる。七生の屈託無く明るい素振りと、姉である自分に素直になつく様子が七子を苛立たせてる。しかし、母が突然の病に倒れ、七生と二人きりの生活が始まって七子の心にも変化がおとづれ・・・。


物語はありがちな展開なのですが、感受性の強い年頃のガラス細工のような繊細さと、ときに残酷なほど強くひたむきさな女ぶりを発揮する蒼井優ちゃんの演技力が光って見ごたえがあります。やっぱり彼女がいるだけでどんな映像でも一際、光を増す、というのは凄い。


更に特筆すべきは、七生役の知念侑李君。今でも充分に愛らしい面差しですが、もっと幼く、いたいけな愛らしいキラキラのスマイル。いやはや、またしてもノックダウン寸前です(笑)。台詞回しは、若干たどたどしいのですが、ハキハキと元気良く、”子役らしからぬ純朴さ”が逆にイイ味出していて目を見張りました。


おそらく、大人(演出家)の求めるものを、余計なテクなど使わずに真っ直ぐ演じたのが良かったのかもしれません。七子の硬く閉ざした心をゆっくり溶かしていくだけのパワーはあります。中でもお誕生日ケーキを食べながら、涙と鼻汁で顔面くちゃくちゃにさせながら笑うシーンはちょっと忘れられません。とろけるような笑顔にアイドルの片鱗が感じられます。


歌よし、踊りよし、演技よし、と何気なく「期待の星」だったりする知念君にますます惚れてしまいました。そのうち成長してハンサムマンになってしまうのかな・・・なんだかちっちゃいまま封印しておきたくなりますね。


七子と七生~姉と弟になれる日~ [DVD]

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素朴で愛おしいドラマです。10年後に見返したらまた楽しいかもしれません。