BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

ヤング・ヒーリンググループ ANGELIS

ヒーリングポップス、ANGELISの魅力

ANGELIS

つい最近、発売された『ANGELIS』という英国グループのアルバムをこの頃よく聴いてます。


11歳〜14歳までの少年3人+少女3人の構成で、いずれも聖歌隊や楽器演奏などで高い実力を持っているメンバーのようです。それだけに安定したなかなかの歌唱力です。少年合唱団のアルバムで馴染みの聖歌やミュージカルナンバーもありますが、なんとなくクリスマス・アルバムっぽい感じの曲が集まってます。


アーティスティックな上手さは、少女メンバーのほうに感じますが、ボーイソプラノも案外に(笑)頑張っております。ジャケット中央の少年が一番幼い顔立ちなので、か細く可愛い歌声は彼のものかな?更に「BBC's Young Boy Chorister of the Year 2005」に選ばれたSam Adams-Nye君(14歳)−ブリストル・カテドラル・スクール所属−と思われる少年の歌声はなかなか魅力的でした。


ちょっぴり太めのボーイソプラノですが安定していて、よく伸びる男の子らしい声なのです。'Walking in the Air''O, Holy Night'などは、彼の歌声ではないかと思います。曲ごとにソロ名が記載されていないのが残念ですが、それは6人の声が代わる代わるソロをとる重層構造のためかもしれません。声の切り替わりが違和感なく、まとまっているのが素敵です。


今流行りのちょっとヒーリング系の趣を持ったアルバムなので、とても聴きやすく、それでいて歌声がちゃんと前に出てるタイプの歌唱なので流れないで耳に残ります。アレンジもオーケストラを使ったり(うるさすぎないのが嬉しい)、壮大さがあって、サントラを聴いてるような気分です。私としては少年のソロが’お飾り’でなく効果的に使用されているところに好感を持ちました。


たとえ企画モノであっても、こういう面白いアルバムがどんどん発売されると嬉しいです。


Angelis

Angelis


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