BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

ボーイズグループの夜明け(2) FLAME

あっぱれ!JUNONボーイズ

FLAME

w-indsより少し遅れて登場したFLAME。彼等のことはまず、JUNON誌をパラパラとめくった時に自然と目が留まりました。


その時は、幾多の美形男優を生み出したジュノンボーイ・コンテストから選ばれた4人でグループを作りました、ということで「”企画モノ”ねぇ、へー、その手があったんだ。」という醒めた感覚で見てました。


しかし、4人組の中でトビキリ目を引いたのは双子の伊崎兄弟。ちょっと濃いめだけれど、同じ顔でここまで整ってればなかなかのもの、「親御さんはどんな顔なんだろう・・・?」などと余計な想像をしてしまうほど。その二人が伊崎右典君&央登*1。更に北村悠君、金子恭平君を加えての4人組。ちょっと気になるけれど、ジュノン・コンテスト出身だし・・・ビジュアルだけかな、というのが最初の考えでした。


FLAMEを初めて見たのは『FLAME BOYS' STEP』というPV集でした。第一弾のDVDは、トークや素顔の少年達、といった感じの映像だったみたいで、この手のモノには、ほとんど興味がない私は、とにかく「早く歌よ、踊りよ!」という気持ちでした。


そしてようやくPV集の1曲目の「ムネノコドウ」を聴いたとき、ボーカルの金子恭平君の歌に仰天!なにせ彼の歌声は、’澄み切った空’を思わせる、気持ちの良いハイトーンボイスで、非常に完成度の高いものだったのです。まさに若きシンガーそのもの。


バラードの「Truly」に至ってはもう文句のつけどころのない素晴らしさです。今までの勝手な思い込みを「許して〜」と平謝りしたくなるほどに見事な歌唱でした。恭平君は、w-indsの慶太君の鋭い高音とは違って、声質的にとてもソフトで、高めですが安定しており、多少力んでも無理なく伸びる天性の声を持ってます。


近年アイドル界で、これだけ上手い少年ボーカルはなかなかお目にかかれないかもしれません。しかも4人のうちで最年少ということで「これをミドルティーンで歌っていたの?!」と今でも信じられない気持ちです。

【復活を期待】


ただ唯一の難点は彼の場合、この安定感がクセモノで、少年アイドルとしてはいかがなものかな〜と感じるところ。やはりアイドルたるものガラス細工のような脆さやぎこちなさも必要ではないか、と。そんな風に思ってPVをみていると1曲ごとにどんどん右典君の比重が上がってきて、恭平君は、いつの間にやらツインボーカル→バック隊へと扱いが悪くなっていったようです。なんともったいない。。。


確かにヴィジュアルだけの勝負なら、やはりこの双子君の方がインパクト有りで人気が出るだろうし、私の好みからしても顔だけなら北村悠君も可愛いなあ・・・(おいおい)など節操無く思ってしまうのでなかなか微妙なものがあります。しかーし、それを補ってあまりあるミラクルボイス・・・関係者は一体どこに目をつけてるのよっ!と、ワタクシちょっと怒らせていただきたいです。


その後、TVで「FUNDAMENTAL LOOP」*2を見たとき、恭平君のビジュアルが随分と昔と変わって、顔つきまで変化したのに驚きました。「何かあったのかな?」と思ってた矢先、FLAME脱退の知らせが舞い込んできました。実は、1人脱退することは知っていたのですが、それが恭平君だと知ったのはつい最近です。しかももう1年も前のこと?すいません、遅すぎですね(汗)。


恭平君は、その後アメリカへ短期留学後、インディーズで活動を始めているようです。あの歌唱力を思えば早かれ遅かれソロシンガーとして活動するのは最も自然な流れだと思いますが、素質と才能があっても厳しい世界だと思うので、精進して是非復活して欲しいなあ、と願っております。


FLAME STYLE(初回限定版)(CCCD)(DVD付)

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 初回限定BEST盤。DVDと2枚組で最新PVも有。捨て曲のない、楽曲の魅力はなかなかのものですね。デビュー曲から4曲は、ラフビデオ編集に変わっているので、「BOY'S STEP」(下記)のほうが気に入ってます。


BOYS’STEP [DVD]

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 初期の頃のPV集。みずみずしい魅力です。「What Can I Do?」が楽しくて一番好きですが、バラード「Truly」の恭平君のシンガーっぷりには、ただただ驚きます。


boysvoice-2.hatenablog.com

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*1:右典君がその回のグランプリだとか。 表記は、伊粼が正しいのかな?

*2:実はこの曲までTVでも彼等を見たことがありませんでした。ちょっと悔いが残ります。