BOY’S VOICE 新・永遠の少年たち

少年の声と少年文化に特化したブログです。

ボーイズグループの夜明け(1) w-inds

彗星のように現れた3人組

w-inds

九州出身のVocalボーカル橘慶太君と札幌出身のダンス緒方龍一君、千葉涼平君のユニットw-indsが渋谷のホコ天で活躍していると知ったのは2001年のこと。


デビューCDとその紹介記事が目に留まってとても気になりました。まずBOYSグループとして恵まれた容姿(アイドルチックなマスクと清潔感が同居している感じ)は、ピカピカと輝いており、これでそこそこ踊りや歌が良ければ売れないわけがない、と思うほど。


実際、半信半疑でデビューシングルを聴いてみたら、慶太君の透き通った高音に驚嘆!ジャケットを見た時は、慶太君が少女と見紛うような綺麗な顔立ちでありながらも、男の子らしい芯の強さもにじみ出ていて気を張った少年の声を想像していたのですが、現れ出たるはとろけそうに甘く素直なハイトーンボイス。


変声期スレスレの声のようでしたが、歌詞がちゃんと伝わってきてかなり気持ちの良く響いてました。日本の少年アイドルが長い間、ジャニーズ寡占状態なのにウンザリしていたところだったので、「うわあ、楽しみな子達が出てきたなー。どんどん人気出たら良いなあ。」と単純に喜んでました。


デビューCD発売直後からいくつかのメジャーな歌番組にも出演していたので、TVで数回見たのですが3人のバランスが良く、トークを聞かなくても見てるだけで個性の違いが伝わってきて好感持てまくりでした。J系アイドルと違って非常に初々しいのも武器。余計な気負いが無く、ひたすら前進あるのみ、と人気街道まっしぐら。若者はこうでなくっちゃ!です。


メインボーカルでどうしたって目を引く慶太君はアイドル性抜群、そこに職人?のような手堅いムードの涼平君とやんちゃな笑顔がやみつきになりそうな龍一君。なんて無駄のない(笑)取り合わせでしょう。


一つだけ気になったのは、ナマで歌うときに慶太君が高音を搾り出すように歌ってることが多く、かなり喉に負担がかかっているのを感じました。当然、ハイトーンが”売り”なのでキツイところですがもっとメリハリつけて歌いやすいキーにしてあげた方が声の”持ち”がいいだろうし、聴いてても安らげます。たまに高音が割れていたりすると祈るような気持ちになったりして。


彼等の初期の作品のなかでPV共に一番好きな曲は、『Paradox』。ストレートに問いかけてくる歌詞とリズミカルな曲調に慶太君の声がバッチリ重なっていて何度聴いても飽きがこない上、水たまりで躍動的にダンシング!する姿がとても印象的でした。


最近、一段と慶太君が大きくなって(もう180cmはあるかな?)すっかり青年らしくなってしまいました。声もやはり新人の頃よりも低めになってきてBOYSグループからそろそろ卒業でしょうか。アジア進出も順調のようですし、いまだ勢いがあってこのまままだまだ第一線で活躍してくれそうな3人です。


Forever Memories

Forever Memories

デビューシングル。変声直前の慶太君の声が聴けます。

WORKS vol.1 [DVD]

WORKS vol.1 [DVD]

PV集(DVD)ですが、4曲だけなのが残念。 トークやダンス講義などおまけは盛り沢山。 「paradox」は何度見ても魅了されます。


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